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怪我から復帰の香川真司選手はクラブと代表で生き残れるか?推測してみた

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現在のプレースタイルとこれまでの評価で考えてみる。

日本人のみならず今や世界中で人気のあるドイツブンデスリーグボルシアドルトムント所属の日本代表香川真司選手。現在は怪我で戦線離脱中ですが、ロシアワールドカップが開催される今年、怪我から復帰し必ず活躍してくれることを前提に、今回は香川真司選手のクラブと代表での今後を分析してみます。

プレースタイル

香川選手の今後を考える上でまずはプレースタイルを順に確認していきます。

①ファーストタッチ
香川選手を語るうえで欠かせないのが、そのプレースタイルです。その彼のプレースタイルの最大の特徴として挙げられるのが、パスに対してのファーストタッチです。

例えば簡単に言えば、味方からのパスを受ける際のトラップでそのまま相手を抜いてしまうなど、このファーストタッチが抜群に上手く彼の武器となっています。

②両足の精度が高い
香川選手は右足が利き足ですが、左足から繰り出される長短のパスの精度は高く、実際に左足からのラストパスから多くのアシストを生んでいます。

つまり両足の精度が高いということは、どの角度、どの位置からでもボールを受けて味方に的確なパスを出せ、時にはシュートを放つことが可能になります。

利き足に持ち替えなくていいわけですから、工程を一つ省いて次のプレーに入ることが可能であり、この武器はどのポジションでも大きなメリットがあります。

③俊敏性
次に挙げられるのは俊敏性で、今で言うところのアジリティーです。
香川選手は決して高速ドリブラーというわけでなく、直線的なスピードは至って平凡ですが、細かい左右前後の動きや、斜めステップの動きは、ワールドクラスの素早さを持っています。

④運動量
香川選手の運動量は数字にも表れており毎試合走行距離が高く、先発すれば10km前後、多いときは12km以上走ることがあり、チーム内でも走行距離は上の方に入ります。

実際過去には12.36km(2011年)走って、リーグ1位の走行距離をたたき出したことがあります。現代サッカーにおいてこの豊富な運動量は間違いなく大きな武器となります。

香川選手はよく「狭い所で前を向ける」「バイタルでのプレーが素晴らしい」と称されることが多いですが、上記で挙げた、ファーストタッチ、俊敏性、両足制度がそれらの評価に繋がっていることがよくわかりました。

評価

ここまでプレースタイルについてご紹介しましたが、では実際の評価どうなのかは、気になるところです。

ここでは香川選手を評価した有名監督や、有名選手のコメントを見ていきます。

①「シンジ、マドリーに来ないか?」ジョゼ・モウリーニョ

言わずと知れた超一流監督である現在マンチェスターユナイデットの監督ジョゼ・モウリーニョが香川選手に言った言葉で、この話は有名です。

香川選手がユナイテッド移籍時に当時レアルマドリードの監督だったモウリーニョが香川選手に接触をしていた話ですが、メスト・エジル(現アーセナル)の控えとしてだったので、香川選手はレアルではなくユナイデットを選びました。

②「スコールズの後継者として」アレックス・ファーガソン

マンチェスターユナイデットの伝説の元監督ファーガソンが自らの著書に記載したコメントです。

ファーガソンはユナイデットのレジェンドセントラルミッドフィルダーであったポール・スコールズの後継者候補として期待していたようです。

このファーガソンの見解は今後香川選手が生き残る上で大きく影響すると、個人的には思います。

復帰後のクラブでは

では、次に香川選手の復帰後のクラブでの立ち位置を予想してみます。ドルトムントの基本的なフォーメーションは4-3-3の中盤逆三角形で、怪我前の香川選手は主に右インサイドハーフで起用されていました。

相棒となるゲッツェかカストロ、後ろのヴァイグルかシャヒンとも相性はよく、ワントップのバチュアイとも相性は良かった印象です。

では、復帰すればどのようになるのかを考えてみます。
フォーメーションは4-2-3-1で香川と入れ替わるようにロイスが復帰しゲッツェも比較的好調でチーム状態も良好です。

香川選手の復帰後もおそらく4-2-3-1で行くと考えれば、ゲッツェとポジション争いをすることとなります。今のチーム状態を考えれば、状態が万全であっても復帰後早々に先発出場は難しいと予想できます。

しかし怪我をするまで先発起用であったことを考えると、香川選手は現監督のペーター・シュテーガーから一定の信頼は得ているとも考えることができ、状態が良ければ4-3-3の中盤逆三角形でスタメン復帰も十分にありえます(選手層の暑いドルトでは当然ポジション争いはありますが)。

よって今シーズンでの香川選手の立ち位置は、復帰後は当面ジョーカー的な立場で起用され、結果とチーム状態次第で4-3-3の中盤逆三角形の右インサイドハーフで起用されると予想します。

日本代表では

次に日本代表に話は移りますが、個人的にはクラブよりこっちの方が深刻だと思っています。結論からいうと香川選手とハリル監督のサッカーが合っていない(そもそもハリルのサッカーが日本に合っていないという意見もありますが)印象だからです。

現在の日本代表の試合を観た印象として、縦に早くをコンセプトで試合をしているのですが、スピード感を感じたことが余りありません。

後方からの早い縦のパスを受けて、素早く前を向いて仕掛けるのが香川選手の武器でもあるわけですが、後方から制度の高い縦パスを出せる選手が代表ではあまり見られず、また引いて守るサッカーになっているため、どうしてもロングボールが多くなり中盤でのつなぎもあまり見られません。

このことを考えると現在の代表で先発起用は難しく思えますが、試合の流れを変える意味では絶対的に香川選手の特徴が武器になると考えられます。

確かに現在の戦術では、先発起用は難しいかもしれませんが、香川選手の早いプレースタイルとキャリアは試合の流れを変えるには必ず必要となるでしょう。

将来的には

ここまで香川選手の現状と今後を大胆にも予想しましたが、日本代表における香川選手の立ち位置は少し心配です。

しかし彼のプレースタイルとその変化を考えた時、今後のクラブでも代表でも必要とされると期待しています。

昔のようにセカンドトップ的にゴールの量産は難しいですが、現在の彼のプレースタイルはファーガソンが期待したようにポール・スコールズ、言い過ぎかもしれませんがイニエスタに近づいてきている気もします。

そう考えれば例えば代表では、遠藤保仁選手のようになれる可能性もあれば、海外で長く活躍できる可能性も十分にあります。

ですので香川選手の将来的な予想としては、中盤で長く代表でもクラブでも活躍できる選手であると個人的には予想できます。皆さんのご意見聞かせてください。

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