はじめまして。
「いや、誰やねん」とツッコみたくなったあなたの感性は間違いなく正しいです。今後、東京オリンピックサッカーについての記事を書かせて頂くことになりましたので、よろしくお願いします。
以下、筆者の簡単なプロフィールです。
プレー歴 :25年(現役プレー中)
ポジション :GK
サッカーコーチ歴:5年
性別 :男
1993年のアメリカワールドカップ・アジア最終予選からサッカーを観始め、
待ち受けていた、『ドーハの悲劇』
「日本のサッカーはまだ世界では戦えないのか…」と落ち込む中、希望を見せてくれたのがアトランタオリンピックでの『マイアミの軌跡』でした。
オーバーエイジ枠を使わずにブラジルに勝利したあの試合は、「日本サッカーは世界と戦える!これから日本が世界で活躍する日が来る!」と期待させてくれたのを覚えています。
勘の良い方は、そろそろ筆者の年齢層が想像できてしまうでしょうか。その想像は一度やめましょう。
あれから時は経ち、ワールドカップはベスト16止まりで、オリンピックでは過去獲得した銅メダルに届かないという状況が続いています。
しかし若手も積極的に海外のチームへ挑戦し、豊富な実績や経験を積んだメンバーが多く選ばれた今回の東京オリンピックサッカー日本代表。「今度こそメダルに届く。そして前回より良い色のメダルを獲得できる」と信じて止みません。
来年に迫った東京オリンピックサッカー日本代表を応援しつつ、オリンピックサッカーの魅力について色々な視点から熱く書いていきたいと思っています。あの『マイアミの軌跡』を超える歓喜を期待して、今から一緒に楽しんでいきましょう。
さて、堂安律選手や久保建英選手を始め、『黄金世代』との呼び声が高い東京オリンピックサッカー日本代表。
先日のコロンビア戦は残念な結果に終わりましたが、ゴールキーパーとして出場した大迫敬介選手もこれかの日本サッカーを背負って立つ次世代型プレーヤーです。東京オリンピックで活躍し、将来はリーガ・エスパニョーラを始めとする四大リーグで活躍を期待できる原石と言っても過言ではありません。
サッカーで『大迫』といえば日本代表不動のエース大迫勇也選手が有名ですが、今回は将来に期待したい大迫敬介選手の紹介です。
大迫敬介選手のプレースタイルは?次世代型のゴールキーパーとは?
まずは大迫敬介選手のプロフィールです。
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大迫敬介(オオサコ ケイスケ)
- ポジション:ゴールキーパー
- 所属 :サンフレッチェ広島
- 生年月日 :1990年7月28日(20歳)
- 身長・体重:186㎝・86㎏
- 出身地 :鹿児島県 出水市
- 利き足 :右足
現在はサンフレッチェ広島で活躍しており、コパ・アメリカ2019では日本代表に選出され、チリ戦でA代表デビュー。日本代表・オリンピック代表の監督を兼任する森保監督から評価されている事がわかります。
https://youtu.be/2xKhnZL0qoo
大迫選手のプレースタイルですが、身長・身体能力を生かしたクロスの処理や果敢な飛び出し、飛距離の長いスローイングや正確なキックも得意としています。
ゴールを守るだけではなく積極的にチャンスを作り出し、攻撃にも参加できるプレーが魅力のゴールキーパー。ビルドアップにも積極的に参加し、まさに『なんでもできるゴールキーパー』とも言えますが最大の特徴はシュートストップです。
やはり、ゴールキーパーの最大の見せ場は「それを止めるのか!」というセービングですし、魅力を感じます。そんな見ていて楽しい上に攻撃的な役割もできる次世代型のゴールキーパーなのです。
ゴールキーパーを始めたのは、なんと小1から!その後の経歴もすごい!
大迫選手はお兄さんの影響でサッカーを始めます。
筆者は母親が「2人で分けて食べなさい」と買ってきた4個のヨーグルトを次の日にはすべて兄に食べられていて、「食べ物は早めに食べなければならない」という影響しか兄から受けていません。
大迫選手は良いお兄さんを持てて羨ましい限りです。
以下、チーム経歴です。
所属チーム経歴
大迫選手がキーパーとしてのキャリアを始めたのは、驚くことに小1の後半からです。小学生年代だと高学年から専属のゴールキーパーをする選手が一般的な中、小1からというのは異例の早さ。
そして高校サッカーに憧れを抱いていた中、「一番サッカーに集中でき、元プロや資格を持った専属キーパーコーチがいる」という理由でサンフレッチェ広島ユースへの入団を決めます。
レベルも高く、良い環境の中でサッカー漬けの生活を送りながら、各年代の代表に選出されるなど着実に力を付け、ステップアップしていきます。
コパ・アメリカ2019ではA代表に初選出され、初出場も経験しました。これからのさらなる成長・活躍に期待が高まります。
大迫選手のファインププレー!
大迫選手のファインプレーを2つ紹介します。
https://youtu.be/vneUoXXiZ58
バックパスを落ち着いて処理するシーンですが、奪われれば即失点というポジションでこの落ち着き。しかもA代表のデビュー戦で、当たり前のように相手をかわせるのは絶対的な自信と強いメンタルがあるからです。
筆者もゴールキーパーなので同じようなシーンの経験がありますが、相手に奪われて失点したことがあります。あの時の味方の顔は忘れもしません。
1分31秒からのシーンです。クリアしたボールが不運にも味方に当たり、あわや失点の場面で後ろに下がりながらファインセーブ。すさまじい反射神経と身体能力です。
まとめ
大迫敬介選手を紹介しました。
今まであまりいなかったタイプのゴールキーパーであることがお分かり頂けましたでしょうか。今までの実績も十分ですが、現在まだ20歳の逸材。
魅力的なプレースタイルや恵まれた身体能力、強靭なメンタルを備えた次世代型のゴールキーパー、大迫敬介選手の今後に注目です。