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DAZN(ダゾーン)の実況・解説について考えてみた【野球・サッカー】

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普段からダゾーンでベースターズの試合を見ている自分が野球の解説について語ろうと思います。DAZNの契約を検討されている方はぜひ参考にしてください。

1.野球に中継に本当に実況・解説は必要なのか?

まず、解説者の必要性の話をしたいと思います。解説者の有無については賛否両論あるかと思いますが、私はDAZNであればあった方がいいと思います。

まず実況・解説があるメリットを説明します。実況・解説がある最大のメリットは1つ1つのプレーに対して技術や監督の意図など細かい説明が聞けることです。解説者が野球について詳しいのはご存知かと思いますが、実況も大変重要です。

実況者はプロのアナウンサーであることがほとんどです。そのため、視聴者の代弁者としてスムーズな流れで解説者に質問する技術を持っています。専門的な話をする解説者とそれを聞き出す技術を持つ実況者、どちらも野球観戦には欠かせないものだと思います。

2.では、なぜDAZN限定なのか

それはDAZNでは偏りのない実況・解説が聞くことができるからです。地方放送局の多くはその地元球団を贔屓した番組の構成になっています。そのため、地元球団目線での実況・解説が多くなります。

中には、ビジターチームの選手がホームランをうった際に「これはいけません」と放送した局もあります。DAZN以外の会社はこのような地方向けの放送を借りているケースが多く、ビジターチームのファンにとっては大変不快になってしまいます。

一方でDAZNの中継はほとんどが独自のものです。公平な目線での実況が聞けますし、ビジターチームについての話題もしてくれるため不快感なく視聴できます。

3.良い解説者の特徴

 

3-1.結果論が少ない

解説者の中には結果論でモノを言う人がいます。「あそこでバントをしていれば…」や「継投が裏目に出た」と言うのは私のような野球未経験のファンでも考えることです。

失敗したことを挙げるのではなく、なぜそのような采配をしたのか、具体的に何がダメだったのかを分析し説明してくれる解説者の方が聞く価値があると言えるでしょう。

3-2.偏った発言が少ない

すでに説明しましたが、ホームチームに贔屓した解説は不快感を与えます。良い解説者の方は偏った発言が少なく、ビジターチームに対してもリスペクトを持っています。ビジターチームの選手についても詳しく、その選手の特徴を捉えた解説ができる方が良い解説者であると言えます。

3-3.経験を活かした話がある

解説者のほとんどは元プロ野球選手です。中には、元監督と言う方もいらっしゃいます。自分の経験を踏まえながら、当時実際にしていたポジションから見た分析は非常に面白いです。特に、現役時代キャッチャーだった方の解説は一球一球の意図を解説してくれることも多いためとても参考になります。

4.私の好きな解説者TOP3

以上のことを踏まえ、私の好きな解説者をランキング形式で紹介します。普段、横浜DeNAベイスターズを応援している関係でベイスターズ関係者が多いですがご了承ください。

 

4-1. 3位:中畑清さん


中畑清

中畑さんは主に巨人の試合を解説することの多い方ですが、ベイスターズの元監督ということもありベイスターズの球団事情にも非常に詳しいです。元監督という経験を活かし、監督目線で「私ならこうする」といった解説が多い印象です。

中畑さんの最大の特徴は情熱です。すべての選手にリスペクトを持っていて、「がんばれ!」という思いがテレビ越しに伝わってくる熱い解説をしてくれます。

4-2. 2位:谷繁元信さん


谷繁元信

谷繁さんはキャッチャー目線での解説がとにかく面白いです。ファウルや空振りのタイミングの取り方から打者の心理を読み、どのような配球をすべきかなど具体的な解説を楽しむことができます。

素人にはわからない、配球でのファインプレーを知ることができるので野球観戦の楽しみ方が広がります。

4-3. 1位:多村仁志さん


多村仁志

私が最も好きな解説者は多村さんです。多村さんはデータにとても詳しく、数字を根拠に監督の采配の意図を説明してくれます。ピッチャー交代のタイミングや中継ぎ選手の使い方、代打、守備固め、盗塁などあらゆる場面で細かいデータを紹介してくれるため非常に面白いです。

また、滑舌がよいうえに声が低いため、とても聞きやすいのも私が好きな理由の1つです。

5.野球編のまとめ

このように、実況・解説があると野球観戦の新しい楽しみ方を見つけることができます。今年は新型コロナウイルスの影響で球場に行きづらい中、家にいながら野球観戦ができるというのは大きなメリットだと思います。

DAZNは実況・解説だけを切り取っても非常に質の高い放送をしていておすすめです。ぜひ、この機会に契約してみてください。

 

6.サッカーの解説の必要な理由

岡くんから引き継ぎ、再び松嶋俊が語らせていただきます。ここからは、テレビでサッカー観戦をするときの解説のメリットについてご紹介していきます。私は普段から国内リーグ、海外リーグをよく見るので、少しでも参考になれば幸いです。

サッカー中継で解説は必要なのか?

と疑問をお持ちの方もいるかもしれません。結論から申しますと、私は必要だと考えます。必要な理由は以下の2つです。

  • ①ファウルの幅が広いから
  • ②戦術が多様だから

6-1.ファウルの幅が広い

解説が必要な理由の1つ目は、ファウルの幅が広いからです。サッカーは1試合1試合、審判によってファウルの基準が多少異なります。その証拠にDAZNには「ジャッジリプレイ」という、審判の判断が正しかったかどうかを判定する番組があるくらいです。

このように完全に統一された基準がある訳ではありません。そのため、なぜ審判はファウルを取ったのかを知るためにも解説は必要だと言えます。

6-2.戦術の多様性

解説が必要な理由の2つ目は、戦術の多様性です。国内リーグのJ1だけでもチーム数は18、そしてそれぞれのチームにそれぞれの戦術があります。

その根拠として、2020年9月現在リーグ1位の川崎フロンターレと2位のセレッソ大阪を比べましょう。

どちらも上位のチームですが、川崎フロンターレの得点数は52、失点数は16です。対してセレッソ大阪の得点数は26、失点数は14になります。

このように同じ上位のチームでもこんなに差が出てくるのは、チームのスタイルが違うからです。つまり、試合中に両チームのスタイルをきちんと把握するためにも解説者は必要だと私は考えます。

7.良い解説者の特徴

では、いい解説者の特徴がどのようなものか気になる方もいるかもしれません。結論から申しますと、私は以下の3つが良い解説者の要素だと考えています。

  • ①両チームのことを把握している
  • ②具体的な解説をする
  • ③選手目線の解説をする

7-1.両チームのことを把握している

先ほども述べたように、サッカーはチームによって戦術が様々です。また、時期によって怪我人の有無などチーム状況も変わってきます。

どちらか片方しか把握していなければ、偏った公平でない解説になってしまいます。チーム状況をしっかりと把握していなければ、知ったかぶりの発言も出てしまうでしょう。

つまり、両チームのことを把握しているということは、偏りなく深く解説できるということです。そのためこの要素は、良い解説者の特徴と言えるでしょう。

7-2.具体的な解説をする

1つ1つのシーンを具体的かつ論理的に解説してくれるのは良い解説者の特徴と言えます。例えば「なぜこの場面で得点できたのか」ということに対して、攻撃の成功の要因や守備のミスの原因を分かりやすく解説するということです。

解説者の中には、実況者の言うことに同意するだけで深く切り込まない人もいます。やはり視聴者的には、何が凄いのか・何がダメなのかなど解説者目線で深く切り込んでくれる人の方が良いと言えるでしょう。

7-3.選手目線の解説をする

選手目線の解説が大切な理由は、選手と視聴者では感覚が違うからです。見る側はフィールド全体を把握できます。しかし選手は空からフィールドを見ることはできません。

例えば1人退場者が出て、11人vs10人になったとします。その時に11人と10人ではどう違うのか、選手はどんなことを考えてプレーしているのかなど、元選手だった解説者だからこそ話せる部分があります。

このように選手がピッチ上で感じていることを、見ている方に分かりやすく伝えることができるという点も、良い解説者の特徴の1つです。

8.私の好きな解説者TOP3

DAZNには様々な解説者がいます。
ここでは、普段からJリーグをたくさん見る私が特に好きな、おすすめの解説者を3人ご紹介します。

8-1. 3位:岩政大樹


岩政大樹

引用元:東洋経済

岩政さんは2018年に引退したばかりで、選手時代DFだった方です。そのため選手目線、DF目線の解説を聞くことができるのも特徴の1つになります。

また言葉選びが丁寧かつ的確で、言語化する能力が高いことも特徴です。これはつまり、見ている人に分かりやすい解説ということになります。

最近まで選手だったからこその選手目線、そして的確な解説が岩政さんの魅力です。

8-2. 2位:水沼貴史


水沼貴史

引用元:URL:進路のミカタ

水沼さんは60歳のベテランの解説者になります。
ベテランの安定感、そして両チームに対する中立性がとても魅力的です。

また、DAZNは普段サッカーを見ない人も試合を見る可能性があります。そのため、そういう人たちにも面白さが伝わる解説を心掛けているそうです。

試合前のチームチェックももちろん欠かしません。

優しい喋り方で中立性を保った、そして初心者にも配慮した解説が水沼さんの魅力です。

8-3. 1位:戸田和幸


戸田和幸

引用元:東洋経済

戸田さんはDAZNの中でも特に人気の解説者です。その証拠に、サッカーの1番の大舞台、チャンピオンズリーグ決勝の解説も度々任されています。またDAZNに戸田さんの番組があることからもその人気ぶりが分かります。

戸田さんの特徴は、論理的で分かりやすい解説です。1つ1つのシーンを初心者でも分かるくらい簡単に、かつ的確に論理的に話してくれます。

その根本には、指導者としての勉強を普段からしていることがあるのでしょう。2019年にはセレッソ大阪に毎月見学しに行くほど勉強熱心な方です。

分かりやすい、だけど論理的で深い解説、これが戸田さんの魅力になります。

9.サッカー編まとめ

このようにサッカーの解説にはとても大切な役割があります。そしてDAZNではとても優秀な解説者がたくさんいるので、サッカーの見方も変わってくるでしょう。

今年はコロナの影響でサポーターの応援がないので、選手の声が直に聞こえてきます。その声に対する解説もあるのでとても面白いですよ。DAZNは無料体験もあるので、興味がある方はぜひ一度お試しください。

 

10.F1の実況&解説

次はF1に詳しい飯田くんに登場してもらいましょう。

こんにちは。
F1を欠かさず見ている飯田です。今度はF1の解説について語ろうと思います。

F-1GPレース番組には、欠かせないのが解説者です。F-1ファン歴数十年のツワモノなら解説者も青くなるくらいの知識をお持ちかもしれません。しかし、F-1レース観戦を始めて浅い方にはレースを観ても良く分からないかもしれませんね。

まぁ、GPレース自体は車の速さを競うだけの単純明快なものです。しかし、GPレースには毎回必ず新たなドラマが繰り広げられて行くのです。それは、まるでプロレスの試合のような因縁が絡んでいるといっても過言ではないでしょう。

プロレスだって、競技の試合なので対戦する相手のことが分からなくても試合は楽しめますが、よりよく知ることでさらに楽しめるのはF-1も同じことです。

10-1.解説が必要な理由

F-1GPレース番組に、なぜ解説が必要か?まぁ、正確には実況アナウンサーと解説者ですね。F-1に限らず野球やサッカーの実況中継には必ず実況アナウンサーと解説者がコンビになって放送しています。アナウンサーが試合内容を実況して、試合の合間に解説者から様々な情報を引き出す手法です。

まるで掛け合い漫才のようなボケと突っ込みでトークの駆け引きをして、よりレースを面白くして楽しめるようにしているのですね。

10-2.良い解説者の特徴と悪い解説者の特徴

解説者も、F-1ファンとして応援しているチームがあるでしょう。しかし、自分の応援しているチームはよく言い、ライバルチームを悪く言うのは良くないでしょう。あくまでも公平で中立的な立場から解説してもらわなくてはいけないと思います。まぁ、これは悪い解説者の例です。

良い解説者は、どのチームのどのドライバーにも公平に中立的な立場から発言しているかた。常にF-1を勉強していて、最新レギュなどすぐに話せることやF-1マシンやドライバーの最新情報を知っていて的確に情報を提供してくれる方でしょう。

11.DAZN F-1の解説者紹介

 

11-1.小倉茂徳

(モータースポーツジャーナリスト 1962年東京都出身 早稲田大学第二文学部英文学専修卒 愛称は、オグたん)


f1解説の小倉茂徳

1987年と1988年、第2期ホンダF-1に同行しチーム広報担当。以降、フジテレビTWOやフジテレビNEXTなどのF-1GP解説を担当していました。F-1GP以外にはGP2やインディカーシリーズ(GAORA)などにも出演。2016年8月からDAZNでF-1GPの配信開始とともに解説者として登場しています。

空力おたくで鉄道にも詳しいが鉄道趣味はない?とか、、。

1987年と1988年のホンダF-1といえば、ホンダ製エンジンを搭載したマクラーレンがコンストラクターズタイトルを獲得して、ネルソン・ピケがワールドチャンピオンを獲得!さらに翌年の1988年はホンダ製エンジンを搭載したマクラーレンが16戦中15戦優勝!

アイルトン・セナがワールドチャンピオンとなった輝かしいまさに第2期ホンダF-1活動期の絶頂期です。日本のF-1人気に火がついてF-1ブームが最高潮になるころにホンダのF-1広報担当をやっていたとは、まさに貴重な経験だったでしょう。まさに、小倉さんのレース解説者人生を決定した出来事に間違いないでしょうね。

レース中の無線をすぐに翻訳して解説してくれる技は、英文学選考のなせる技でしょう。私も、直感的に英語が理解できればF-1GPレースをもっと楽しめると確信していますが、英語の勉強までする気には残念ながら出来ません。(まぁ、そこが凡人なのでしょうね。)

11-2.中野信治

(元F-1ドライバー 現役レーシングドライバー、1971年大阪府高槻市出身。)

F1解説の中野信治

父も全日本F2選手権に参戦したレーサーで、小学生の頃よりカートをはじめ1987年香港で開催された国際カートGPで日本人初優勝と大会史上最年少優勝の快挙を達成!これにより無限ワークスドライバーに抜擢されF3やF3000のフォーミュラマシンのレースに参戦し続けます。

1997年に元F-1チャンピオン アラン・プロストのF-1チームプロストグランプリのシートをゲットし日本人としては5人目になるF-1ドライバーとなりました。

1997年のF-1での成績は6位入賞が2回。1998年には、ミナルディに移籍し1999年にはジョーダン無限ホンダのテストドライバーとなりました。ミナルディは、フジテレビでF-1解説をしている片山右京の在籍していたチームです。

2000年から2003年には、アメリカのCART参戦し日本人として最高位の4位まで上り詰めましたが、ホンダがCARTから撤退したため残念ながら自身も撤退することに、、。2009年にはアジアンルマンシリーズにSORA RACING PESCAROLO SPORTから参戦して、初代シリーズチャンピオン獲得しました。

世界三大レース(F1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間レース)の全てに参戦し、2017年にはスーパー耐久レースにも参戦する現役レーシングドライバーです。

2019年にはスーパーGTチーム無限のチーム監督に就任しています。アラフィフ世代の49才ながら精力的なレーシング活動には脱帽させられます。

GPサーキット紹介時には、ここのコーナーは「こんな感じ!」F-1ドライバーでなければ分からないことを話すのは本当に参考になります。

11-3.サッシャ

F1解説のサッシャ(1976年ドイツ生まれ)

ドイツと日本のハーフ。ドイツ生まれで、10才から日本に移住。そのため、語学に堪能で日本語、ドイツ語、英語のトライリンガルです。学生時代にラジオDJを目指し1999年に音楽専門チャンネルVIBEのVJとしてデビュー。

その後、活躍の場をJ-WAVEに移しました。音楽番組のみならず、スポーツ好きを生かしたスポーツ実況はモータースポーツのスーパーGT・WEC・ル マン24時間レース・サイクルロードレースなど多岐に渡っています。

小倉さんや中野さんが元F-1関係で働いていた人とすればサッシャさんは、完全にF-1ファンとしての意見になります。同じF-1ファンとしての目線からの意見はとても新鮮なものになりますね。DAZNでは、実況と解説をこなしています。

※左から、中野さん・小倉さん・サッシャさん



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