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こんにちは。
マンチェスター・シティ大好き松嶋俊です。
マンチェスター・シティについてはこちらでも試合のキーポイントとなる場面をピックアップして解説しています。
マンチェスターシティは、11月3日、チャンピオンズリーグ第2節、オリンピアコス戦と対戦しました。
CL2連勝でグループCの首位に立つシティが、3位オリンピアコスをホームに迎えた一戦。直近のプレミアリーグでシェフィールド・ユナイテッドに1-0と辛勝し、公式戦7試合無敗中のシティは、シェフィールド戦から先発を5人変更し、リフレッシュを図ります。
ベルナルド・シウバやロドリ、ラポルテらに代えてフォーデンやギュンドアン、ストーンズらが先発に入り、最前線にフェラン・トーレス、両ワイドにマフレズとスターリングを並べた3トップで試合に臨みます。
マンチェスターシティ(メンバー)
システム 4-3-3
メンバー
31 エデルソン
DF-
2 カイル・ウォーカー
5 ジョン・ストーンズ
6 ナタン・アケ
MF-
8 イルカイ・ギュンドアン
11 オレクサンドル・ジンチェンコ
17 ケヴィン・デ・ブライネ
47 フィル・フォーデン
FW-
7 ラヒム・スターリング
21 フェラン・トーレス
26 リヤド・マフレズ
対するオリンピアコスも4-3-3の布陣を組みマンチェスターシティを迎え撃ちます。
オリンピアコス(メンバー)
システム4-3-3
メンバー
1 ホセ・サ
DF-
3 ルーベン・セメド
4 パナシェ・カマラ
13 ラフィーニャ
25 ホセ・ホレバス
66 パペ・アボウ・シセ
MF-
5 アンドレアス・ブハラキス
6 ヤン・ムヴィラ
28 マテュー・ヴァルブエナ
FW-
11 ユセフ・エルアラビ
97 ラザ・ランデロビッチ
シティは、立ち上がりからボールの主導権を握ります。そして前半12分、相手ボックス付近でこぼれ球をカットしたフェラン・トーレスがデ・ブライネのパス交換でボックス内に侵入。相手DFに寄せられながらもゴール右手前まで持ち上がり、冷静にシュートを流し込み、あっさりと先制しました。
この日の3トップは個々の調子も良く3人の連動も素晴らしく、それに加えてデ・ブライネが3人に絶妙なパスを送り続けることで、チャンスを演出します。
前半32分にもボックス右で受けたマフレズのクロスをゴール前に抜け出したスターリングがシュート。一度は相手GKに弾かれますが、こぼれ球を再びスターリングが押し込み追加点かと思われましたが、スターリングの抜け出しの場面でオフサイドを取られ、ノーゴールの判定になってしまいました。
その後もテンポの良いポゼッションから、オリンピアコスゴールを目指し、40分にフェラン・トーレスが再びゴールに迫りましたが、追加点は挙げられずに、前半は1-0で終了しました。
後半に2枚替えを行い攻勢に出る姿勢を打ち出したオリンピアコスがやや押し込む形となり、試合は一進一退の展開となります。
ペップは状況を打破するべくシティは69分にマフレズとフォーデンを下げてガブリエウ・ジェズスとロドリを投入し、ロドリでボール保持を安定させながら、ジェブズのキープ力と得点力に期待します。
この交代が的中した形となったのが、81分、中盤のウォーカーが鋭い縦パスをデ・ブライネに通すと、デ・ブライネ軽々とツータッチでラストパスを供給します。これに抜け出したガブリエウ・ジェズスがゴールエリア右横からニアサイドにシュートを突き刺しました。
何と言ってもウォーカーの縦パスが素晴らしく、体を外に向けて、外に展開させると思わせておき、敵にデ・ブライネへのパスを警戒させないボールの置き方が効きました。
少し荒めのパスになりましたがそれを難なく処理し、ラストパスを送ったデ・ブライネもさすがとしか言いようがありません。
交代が良い形で結果に表れたマンチェスターシティは、直後にスターリングとウォーカーを下げてベルナルド・シウバとカンセロを、85分にはデ・ブライネを下げてエンメチャを投入し、今後の試合への中心選手の温存と、試合を締めにかかります。
そして、90分にも交代が功を奏す形で、エンメチャとのパス交換から、カンセロの弧を描くミドルシュートで追加点を奪うことに成功しました。
選手交代をうまく機能させ、シティが3-0で完勝し、グループステージ3連勝で決勝トーナメント進出に王手をかけました。
マンチェスターシティのチャンピオンズリーグは次節、11/26にアウェイで再びオリンピアコスと対戦します。
そして何と言ってもプレミアリーグでは11/8に最大のビックマッチであるリバプールとのゲームが待っています。このゲームの内容、結果次第でグアルディオラ監督の今後の動向がある程度方向づけされるのではないかと考えられます。