マンチェスターシティ vs フラム

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【引いて守る相手】マンチェスターシティ vs フラム(プレミアリーグ第11節)

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マンチェスターシティvsフラム

こんにちは。
マンチェスター・シティ大好き松嶋俊です。

@dazndafoecontractsforsp0

##マンチェスター・シティ ##ラポルテ のこのクサビの入れ方好きだわ~。外に出せる体の向きね!! これで相手の守備矢印は外へ!! 割れたところに鋭くボールを入れてくる!! ##プレミアリーグ ##サッカー ##DAZN ##ダゾーン ##ディフィンダー ##パスセンスえぐい

♬ オリジナル楽曲 - 松嶋俊 マンチェスターシティ大好き


イングランド・プレミアリーグは第11節が行われ、マンチェスター・シティはホームのエティハド・スタジアムにフラムを迎えました。

前節、バーンリーを相手に5-0と大勝したシティですが、ミッドウィークのチャンピオンズリーグでは不発に終わりました。チャンピオンズリーグでの嫌な流れをリーグ戦に持ち込まないためにも、しっかりと勝ち点を取っておきたいところです。

対するフラムもリーグ17位と浮上のきっかけをなかなかつかめないでいます。マンチェスターシティのようなビッグクラブ相手に良い戦いをして、自信にお繋げたいところです。

1.両チームの情報

1-1.マンチェスターシティ メンバー

マンチェスターシティのスタメンは、メンディとカンセロを両サイドバックに並べ、好調マフレズ、スターリングを前線に起用しました。

 
マンチェスター・シティスタメン
 

参考映像の引用元:DAZN

 

1ー2.フラム スタメン

対するフラムは後ろにDFを5枚並べる形で『対ビッグクラブ用』の布陣という感じでスタートします。

 
フラムスタメン
 

参考映像の引用元:DAZN

 

両チームのシステム配置はこのようになっています。

 
マンチェスターシティ vs フラム
 

参考映像の引用元:DAZN

 

マンチェスターシティは最近の下位クラブとの対戦ではお決まりのような、最終ラインに5枚を並べてくる相手との対戦で、「引いて守る相手」に対しての攻略が鍵を握ります。

2.この試合キーポイントとなった箇所を解説

2-1.#16 ロドリからの展開

この日のマンチェスターシティの攻撃は、ロドリを経由しての攻撃が多かった印象があります。

●ロドリが下りてビルドアップ

 

 

参考映像の引用元:DAZN

 

映像のように、ロドリが味方CBとの間や、脇に下りてゲームを作っていくシーンが多くチームの中でもビルドアップ時のタスクはロドリに、前線でのタスクはデブライネに任せて、前後で『現場監督』を分担しているようなゲーム運びでした。

そんな中で私が「ロドリ気が利くな~」というプレーがありまして、まずは映像をご覧ください。

●敵の守備の矢印を折るボールの動かし

 

 

参考映像の引用元:DAZN

 

マンチェスターシティがビルドアップしている中で、フラムの守備の矢印(スイッチ)が味方両CBのストーンズとディアスに向かいます。

このままでは両CBが敵の前線守備に掴まってしまいますが、ロドリが守備に向かう敵2トップの間にサポートに入ることで「CBからボールを奪い取ってやる」と意気込んで守備のスイッチを入れた敵の2トップの『矢印』をポキッと折るようなボールの動かし方が可能になります。

フラムは、前線2トップの守備の矢印に連動するように後ろのDF陣も動いており、その前線守備の矢印を折ってしまえば、映像のようにノーストレスでシュートまでいけてしまうこともあります。

マンチェスターシティではアンカーボランチの使い方がとても効果的なのです。

2-2.「線ではなく、点で合わせる」

この試合の全得点シーンに共通しているのが、線(スペース)ではなく点で合わせるパスから得点が生まれているということです。

まずはマンチェスターシティの1得点目のシーン

●マンチェスター・シティ先制。点で合わせるパス

 

 

参考映像の引用元:DAZN

 

走り込んだスターリングにデブライネがパスを出して、スターリングが難なく決めたプレーですが、スターリングが走っているコースに対して、敵のDFは間を閉めてパスコースを消そうとしています。

スペースに出せば、後ろのDFにカットされる状態です。

そこでデブライネは走るスターリングのスピードを殺さず、しかもスペースではなく『足元』にピタッと合うようなパスを選択します。このパスを出されてしまうと、敵は足を出す時間もなく、最終ラインを突破されてしまいました。

このパスは味方の走っているコースに寸分の狂いもなく、【一か所のタイミング】に合わせてパスを送っているかなり高度なプレーです。少しでもタイミングが遅ければ、スピードが落ちてしまい敵に追い付かれ、タイミングが早ければボールに追いつけず、敵に体を入れられてしまいます。

この状況を理解しているデブライネはこれ以上ないタイミングでパスを通し、得点をアシストしています。

2得点目のPKに繋がったシーンでも、走り込んだスターリングにカンセロがを通したことで生まれました。

●マンチェスター・シティ2点目。スペースではなく点で合わせるパス

 

 

参考映像の引用元:DAZN

 

引いて守る相手や、なかなかスペースがない状況で、この『点で合わせるパス』は非常に有効的です。

ただ、一瞬しかタイミングがないわけですから、通すのはかなり難しく、タイミングだけではなく、パススピード、その速いパスを正確にトラップする技術も求められます。トップレベルの選手だからこそ実現したプレーでしょう。

2-3.「嫌になるトランジション」

マンチェスターシティはリーグやチャンピオンズリーグの過密日程の中で、選手たちが疲弊していく中でも攻撃から守備への切り替えは決して怠りません。いわば、「マンチェスターシティ生命線はここだ」と主張するかのように、この試合でも奪われた際の切り替えはさぼらず行っていましたね。

●奪われた際の切り替え

 

 

参考映像の引用元:DAZN

 

このシーンでは、ボールを失った際、デブライネはすぐに切り替えてボールにプレッシャーかけにいきます。

それに連動し周りの選手たちも体を構え、セカンドプレッシャーに行けるように準備します。最終的には敵のパスミスでボールを奪えますが、デブライネの早い切り替えからのプレッシャーがなければ、敵もミスはしません。

しかもこの切り替えからの守備を攻撃での貢献度が抜群に高いデブライネが率先して行っていることで、「デブライネが守備しているのに自分がしないわけにはいかない」というモチベーション向上にもなっているわけです。

もう一つのシーンでもマンチェスターシティにもの切り替えに対しての重要度が理解できますね。

●敵のボールになった瞬間の切り替え

 

 

参考映像の引用元:DAZN

 

敵ボールになった瞬間、スターリングが敵GKにプレッシャーをかけ、敵のGKはたまらずサイドにボールをキックします。

ですがそこにもSBのカンセロが長い距離をスプリントし、プレッシャーをかけにいきます。敵にうまく剥がされてしまいますが、ここでまた『デブライネ』が、ハードワークし、ボールを追いかけ、奪い再び攻撃に転じることができました。

過密日程で、ハードワークがつらい状況ではありますが、それでも『切り替える、走る、奪う』を愚直にやり続けるマンチェスターシティの選手たちは、本当にタフです。日本にはこのタフさがまだまだ欠けている気がしますね。

3.まとめ

フラム相手に安定した戦いを見せ、2得点を奪い、守備陣もクリーンシートで試合を終えることができたマンチェスターシティ。攻撃だけでなく、守備でも貢献度の高いデブライネには頭が下がる思いです!!

次節12/12はいよいよマンチェスターユナイテッドとの伝統の一戦『マンチェスターダービー』です!!絶対に負けられない一戦にグアルディオラ監督はどんな選手起用、戦術で臨むのか非常に楽しみです!!

みなさんもぜひ、伝統の一戦に注目してみてください!!
ご覧いただくならもちろん『DAZN』で!!

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