DAZN(ダゾーン)の視聴方法は人それぞれ。スマートフォンやタブレット、PCのほか、自宅テレビの大型画面で楽しみたいという人も多いはず。AmazonのFire TVか、GoogleのChromecast(クロームキャスト)か、DAZNアプリが内蔵されているテレビもあります。
ところが先日ソニーから発表されたのは一部のテレビでDAZNが見られなくなるという内容でした。うちのテレビは大丈夫? なぜこれまで見られていたものが視聴不可になるの?など、DAZNを安心してみるための情報をお届けします。
1.DAZNが見られなくなるテレビとは…
ソニーが「DAZNの発表によると」という形でリリースを出したのは2014年~16年発売のテレビ「BRAVIA」で、DAZNが見られなくなるという内容でした。
ソニーBRAVIA、シャープAQUOS、東芝REGZA、パナソニックVIERA…と代表的なメーカー以外にも、最近のテレビはアプリを内蔵しているテレビが多く、「スマートテレビ」と呼ばれます。
わずか5年前の発売とはいえ、家電の世界は日進月歩。MicrosoftやAppleが提供するOSの世界でもよくあるのが、この「サポート終了」です。今回のケースでは「視聴できなくなります」というアナウンスをしているので、今後も視聴するには別の機器を購入するなどの対応が必要となります。
DAZNの公式サイトには視聴できる機器の情報が更新されていますので不安な方はここをチェックするといいでしょう。
2.取り付け型デバイス、Chromecastにも世代交代の波
アプリ内蔵型のスマートテレビに対し、AmazonのFire TVやGoolgeのChromecastに代表される外付けのデバイスも人気です。デバイスを持ち歩けば、たとえば旅行先のホテルでも簡単にDAZNが楽しめるような裏技もあります。
数千円で購入できるのでテレビ本体に比べても安価なのが人気の秘密です。
そんなChromecastにも一部機種で、DAZNが見られなくなるというニュースが出ました。日本で2014年に発売された「第一世代」と呼ばれる初期型モデルです。まだ高速通信に適性のある5.0GHz帯にも対応していないものでした。
その後、2016年に発売された「第二世代」、2018年にリリースされて現在も販売が続く「第三世代」は、今もDAZNの視聴が可能です。
これらのデバイスについて、なにか技術的な理由でDAZNが切ったということになります。おそらくは当該のデバイスで視聴している方がすでに少数派で、それをいつまでもサポートするのはコストパフォーマンスが悪いと判断したのでしょう。
3.新しい機種にしよう、きっといい驚きが待っています
対策としてはChromecast の方は数千円を出して買い替えるが最善手。テレビ(BRAVIA)を買い替えるのもいいですが、直ちに見るにはChromecast やFire TVを新たに買うということになります。
このとき、ぜひ最新機種を買ってみてください。Chromecastならば「with Google TV」という2020年9月に発売された最新モデルがあります。参考価格は7,600円。
Fire TV Stickという小型タイプではなく、こちらもFire TVというもう一回り大きなサイズのものがあるのでそちらがお勧め。
理由は画質が全然違うからです。また配信の途中で止まってしまうトラブルも激減。新型機種、また上位機種になればなるほど、快適な視聴環境になります。
私自身も何回か買い替えているのですが、そのたびに「えっ…!こんなに違うの」とうれしい驚きが待っています。
今回、第一世代を使っている方は、本来のDAZNの実力を知らなかった、つまり損をしていたとも言えます。せっかくの買い替えの時期ですから、最先端のものを選んでみるのがおすすめです。
4.まとめ
・この3月でDAZNの配信が見られなくなるのは、ソニーBRAVIAの旧型モデルと、Chromecastの旧型モデル。古めのモデルなので、大半の視聴者には影響がないと思われる。
・新型のテレビを買うよりも、外付けのChromecastやFire TVの上位機種、最新機種を買うのがお勧め。
・1万円以上かかることはないし、古い機種を使っていた方なら、画質が大きく向上することに驚くはず。
・今後も古い機種へのサポートはどんどんなくなっていくことが予想される。
・随時、最新情報はDAZN公式サイトで見られる。
もうすぐJリーグの新シーズンも開幕、プロ野球もオープン戦が始まる時期です。コロナで思うように現地観戦できない今だからこそ、DAZNの視聴環境に投資する価値は高いと思います。