こんにちは。
ダゾーン大好き松嶋俊です。
クロップ~
グアルディオラ~
世界のトップクラスの監督たちが絶賛するチーム「リーズユナイデット」。今回は、リーズというクラブの魅力について掘り下げていこうと思います。
記憶に新しいのは4月10日、プレミアリーグ第31節でマンチェスターシティとリーズのゲーム。前半42分に先制に成功したリーズでしたが、前半終了間際にリーズのクーパーがシティのガブリエウ・ジェズスに対して危険な足裏タックルを敢行してしまい、一発退場になり、シティ相手に10人で戦う羽目になります。
しかしリーズの選手たちは一時同点に追いつかれるものの、あのマンチェスターシティ相手に勇敢に、愚直に戦い、試合終盤には、一人少ないものの、勝ち越しゴールを奪い、勝ち点3を奪う『大金星』を挙げることができました。
この試合は、リーズというチームの魅力がたくさん詰まった試合になり、リーズを好きになった人もいたのではないでしょうか!
1.狂人ビエルサ~


名だたる名将たちのアイドルとして名前が挙がることが多いビエルサ。その生き方には惹きつけられるものがあります。
お金で監督就任を引き受けるタイプでは決してなく、タイトルを獲れそうな、いわゆる強豪チームを好むわけでもない。そんなものよりも、いかに自分の理想とするサッカーができるチーム、クラブであるかどうか。そこにすごいこだわりを持っていそうな印象です。
ビエルサが好む戦術の特徴はどのチームを率いても、そのメソッドはほぼ同じで、まず、守備は基本的にマンツーマンである。
マンマークでの厳しい守備、そこでボールを奪うと、いっせいに数人が動き出すような攻撃。攻守の切り替えも速く、好調時には相手を巻き込んでカオス状態にしてしまうような破壊力があり、中位ぐらいのチームを、一気に上位に食い込ませさせるには一番向いているスタイルなのでしょう。
ビエルサはこの戦術をリーズでも用いており、その成果もあり、プレミアリーグで現在11位で、昇格1年目ながら、プレミア残留をほぼ手中におさめている。
ただ、プレー強度の高さからリーグ終盤に息切れすることも多々あり、ビエルサの率いるクラブチームがシーズンタイトルを獲ったのは監督を始めたニューウェルス(アルゼンチン)だけなのです。
グアルディオラをはじめ、多くの指導者から尊敬されているビエルサですが、必ずしも「強いチーム」を作り上げてるわけではではないのです。
2.リーズの魅力
ビエルサは以前、こんなコメントを残しています。
リーズのサッカーをするには、恐れてはいけない。勇気を持ってプレーすれば、もしミスしても味方が助けてくれる。
まさにリーズのサッカーはチームメイト同士の「結束」によって実現します。
3-4-3のシステムを軸に、守備ではオールコートマンツーマンに近い形で敵の選手1人ひとりに厳しいマークをつけ、追いかけ回し、ビルドアップの起点になるセンターバックにも激しくプレッシャーをかけ、攻め上がる両サイドバックには両ウィングがぴったりくっついて離れない。
かなり勇気と、根気の必要な守備の方法で、1対1で剥がされるとたちまちピンチに陥ってしまう。かといって、恐れて出ていかなくなれば、ビエルサの戦術を体現するのは難しくなる。
「勇気を持って前に出ていく」この意識がなければ、攻撃的な守備は成り立たないのですが、リーズの選手たちは全員が勇敢なのです。
攻撃も効率的で洗練されています。最も大きな狙いは、敵の選手たちを自陣ゴール方向へ走らせることが狙い。ボールを失った瞬間のプレスを食らう回数を減らし、できるだけ早く相手のディフェンスラインの背後に展開して敵に後手の対応をさせるのがリーズの攻撃方法です。
背後に出すロングボールも、ただ蹴るのではなく、正確無比なロングフィードを起点に、両ウィング、1トップ、インサイドハーフの選手たちが一気に走り出す。多くの選手がゴール前まで詰めてくる攻撃には迫力があります。
3.まとめ
今回、リーズというクラブについて、掘り下げていきました。ビエルサのサッカーは攻守ともにかなりの強度「ハイインテンシティ」が求められます。
ビエルサがビッグクラブを選ばない理由として、スター選手にそこまでを求められないところにもあるのでしょう。
ですが、メッシやクリスティアーノ・ロナウドに「走れ!!」と吠えているビエルサの姿もしてみたい気もしますね!!
この記事を機に、リーズというクラブを追いかけてみるのも楽しいかもしれませんね!!
そんなリーズの試合や、プレミアリーグの熱い試合はぜひ『DAZN』でご覧ください!!

