レスリング伊調馨選手がパワハラを受けている、という話題が持ち上がっています。
一体、どのような問題なのか、まとめてみました。
パワハラ告発状が提出される!いったいなぜ?
ことの発端は、女子レスリング五輪4連覇の伊調馨(33)=ALSOK=が、日本レスリング協会の栄和人強化本部長(57)からパワハラを受けているとされる告発状が、内閣府に提出されたことです。
「師匠」と「弟子」との確執が、世間を騒がせています。
伊調選手と栄コーチの関係とは?
栄さんは、至学館大学(旧・中京女子大学)レスリング部の監督と、日本レスリング協会の強化本部長を兼任しています。
伊調さんにとっては栄さんは、元コーチであり、さらに協会の偉い人、という関係です。
さらなる成長を求めた伊調さんは、栄さんの元を離れ、男子のレスリング部などで練習するようになります。
それに対して、栄さんは伊調さんの練習先に圧力を掛け、練習させないようにしたのではないか?と言われています。
至学館大学長が会見!これは酷いと話題に
そんな中、至学館大学の学長が栄さん擁護の会見を行うなど、何やら泥沼の様相を呈しています。動画もありますので、ご覧ください。
「伊調さんは選手なんですか?」と発言するなど、パワハラをされた者の痛み、パワハラ行為そのものについても理解や自覚がない、と感じざるを得ないものでした。
逆に言うと、パワハラとは何かがよくわかる会見だったかもしれません。
ネットの反応
レスリングのパワハラ疑惑、どうでもよい安倍疑惑隠しなんて言う人いるけど、日本の政治問題の根源には、民主主義を鼻で笑うような日本の体育会の体質が部活動などを通じて8割方の市民に浸透させられ美談となっていることだから、意外と大事な問題なんだとおもうのですよ。
— くろかわしげる (@kurokawashigeru) March 8, 2018
レスリングのパワハラも相撲のいざこざもや、格闘技やってる人間が暴力やら威圧するから余計に不快な話。
俺みたいにたかが習い事とか部活ぐらいで格闘技やってただけのゴロツキでも暴力がどんなけあかんかわかんのに。
お前らプロやろ。と。— なにわのあっちゃん@戌年本厄 (@cbyukinco) March 15, 2018
#栄和人氏 は #至学館 監督を続行するなら、レスリング協会理事及び強化本部長の兼任を辞するべき。金と権力は人を狂わせるという典型!#日本レスリング協会 #パワハラ
— Navigator (@Navi_gate_r) March 5, 2018
今回の会見は「至学館大学学長として」だそうだが、レス協副会長という立場との使い分けに無理があって矛盾だらけ。
副会長として伊調さんの利益を守るべきだが、学長として大学の利益を守る事との利益相反が大きすぎて、双方を一緒にやる事に無理があり過ぎる。
この人の存在そのものが事の本質。— しゅんまっはー (@Schunmacher) March 15, 2018
#オプエド
監督・コーチを真ん中にして選手が周りを固める配置の写真を撮るのが日本、選手が中心にいてコーチ(ゼネラルマネジャー)が端っこや一番後ろに映るのが国際標準
春日さん、(日本は)コーチが表にですぎ主役は選手(アスリートファースト)— ライターやすきち (@writeryasukichi) March 5, 2018
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どうやらレスリング界の体質が問題、という意見が多いようです。
アスリートファーストとは
ここで良く言われるのが「アスリートファースト」という言葉です。
文字通り、アスリートが先立つという意味であり、「アスリートがコーチを選ぶ」ということになります。
ですが、スポーツ界では今でも「師匠と弟子」という考えが根強いため、「コーチがアスリートを選ぶ」という関係になってしまいがちなのではないでしょうか。
まとめ
ある大学のコーチと協会のトップを兼任していたら、自分の大学の利益のために動いているのでは?と疑われるのは仕方ないかもしれません。
そんなレスリング界の体質が、パワハラの温床になっているのではないでしょうか?
コーチが偉そうにするのではなく、アスリートファースト、あくまでアスリートが主役になって行って欲しいですね!