ついに23日の金曜日から2018年のF1シリーズが開幕します。今年からホンダPUを搭載するトロ・ロッソがどの位置になるのかなど注目が集まる開幕戦ですが、今回は開幕戦の舞台であるオーストラリア、メルボルンにあるサーキットの説明と観戦のポイントをお伝えしたいと思います。
サーキットの特徴は?


ESPN F1 より引用
開幕戦はメルボルンにあるアルバートパークサーキットになります。このサーキットは公園の周遊道路を利用した臨時のサーキットです。
その為路面が他のサーキットと比べて滑りやすく、壁も常設コースと比べると近いのでスピンなどのミスをしたらそのまま激突する可能性が高い危険なコースです。ゆえに他車や壁との接触が多く、事故が連続して起きないように投入されるセーフティーカーの出動確率が高く、何度もリスタートがかかる時もあります。
また、このコースは図を見るとわかりやすいですが、短いストレートを急カーブで繋げたような構造となっています。このような構造のコースはストップ&ゴーサーキットと呼ばれ、車の総合性能よりも加減速性能が高い車が勝ちやすい傾向があります。
日本から見やすいグランプリ。今年の見どころは?


ESPN F1 より引用
オーストラリアは日本と1時間しか時差がないことから、ヨーロッパやアメリカ大陸でのレースと比べると観戦しやすい日曜日の夕方にレースが行われます。また、今年の開幕戦の見どころは、
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①トロ・ロッソホンダはどのあたりに位置するのか
②ホンダと袂を分かったマクラーレンはトップに戻れるのか
③ここ数年最強の座にいるメルセデスは今年も速いのか
④F1の象徴ともいえるフェラーリは本当に不振なのか
の4つが挙げられます。特に①のトロ・ロッソホンダは日本からの注目度は高く、テストで好調が伝えられたことから期待している人も多いのではないでしょうか。
トロ・ロッソホンダは現時点ではトップ3の力はありませんが、4~8位を争う中段グループでは十分に戦えると言われています。現在のF1において唯一のジャパンパワーであるホンダがどこまで戦えるのか、注目です。
自動車レースはドライバー間、チーム間の戦いの場であるとともに、自動車メーカー間の技術力の戦いの場でもあります。その中に遅れて飛び込んだホンダはここまで苦しんできました。
しかし今シーズンはテストの段階で初めて明るい話題が出ました。このままの勢いでシーズンを席巻するのか、それともまた厚い壁に跳ね返されるのか。すべては今週末に明らかになります。
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