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佐々木朗希投手(大船渡高)は大谷翔平を越えるスピードをマークできるのか?

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高校生投手として、史上最速の163キロをマークした大船渡の佐々木投手。夏の大会では、花巻東に惜しくも敗れ甲子園は逃しましたが、注目度で言えばぶっちぎりのNo1でしょう。決勝戦の登板回避については、皆さんも御存知の通り、ダルビッシュ氏と張本氏の論争は話題になりました。

記事はこちら⇒ 「大船渡高校・佐々木朗希を巡り張本勲氏とダルビッシュ有舌戦 居酒屋では張本氏支持も」

そんな話題の佐々木朗希投手(大船渡高)。163キロの記録はメジャーリーグのエンゼルスで活躍している大谷翔平投手が花巻東時代に記録した160キロ上回るものです。今回は、今後、佐々木投手はさらにスピードを更新していくのか、その魅力に迫りたいと思います。

高校野球史上最速163キロをマーク!

163キロが飛び出したのは高校日本代表候補合宿の実戦形式でマークしたもの。桐蔭学園に所属する森選手に投じたストレートが163キロを記録しました。スピードガンに誤差はつきものですが、佐々木投手は常に150キロ後半のストレートを頻繁に投げているので、この記録は間違いないでしょう。

ちなみにこの記録は高校生どころか、日本のプロ野球を合わせて考えても、大谷翔平投手が2016年にマークした165キロに次いで第2位です。

佐々木投手は中学時代からスピードが速かったの?

佐々木投手は地元の軟式野球部に所属し、投手を務めていました。その時の最速が141キロと言われています。もちろん中学生としてはめちゃくちゃ速いです。ただ速いには速いですが、140キロを投げられる中学生はこれまでもいました。

例えば、中学時代から有名だった中日ドラゴンズに所属する根尾選手。中学時代の最速は146キロと言われ、佐々木投手よりも上でした。

他にも現在話題になっている高知高に所属する森木投手。中学時代に150キロをマークし、「スーパー中学生」と呼ばれていました。

その考えると141キロは取り立てて速いというわけでもないことがわかります。高校に入ってより一段と伸びたということです。

どんな練習をしてスピードを伸ばしたの?

141キロから163キロへアップしたということは22キロのスピードアップ。佐々木投手ですが、下記のようにスピードアップしています。

    ・高校1年:最速147キロ
    ・高校2年:最速154キロ
    ・高校3年:最速163キロ

こんなに球が速くなるなんて、どんな練習をしているのか気になります。しかし残念ながら大船渡の練習メニューが公開されているものはありませんでした。ただチームを率いる國保監督、また本人のコメントからどういったトレーニングをしているのかイメージできるようなものがありました。

國保監督:
「球数よりもピッチングフォームが大事。まだまだスピードに耐えられる骨や筋肉、関節、じん帯ではない。」
佐々木投手:
「肩の可動域を広げるものだったり、体幹を鍛えるトレーニングをやった。柔軟性をさらに増やすため、ストレッチも取り入れた。」

こういったコメントから考えて、投げ込みや遠投を増やす練習メニューはないと考えられます。発言から下記のようなトレーニングを実践していたのではないでしょか。

【ピッチングフォームにおける重要ポイント】

    ・肩甲骨の動き
    ・腰の位置
    ・回転軸の位置
    ・リリースの位置

故障しないピッチングフォーム、骨盤や関節の動きを理解したピッチングフォームに尽力していたと考えられます。これは大船渡だけでなく、強豪校はすべて取り入れているトレーニング法です。

近年高校生が、急激に平均球速が上がってきたのは正しいピッチングフォームを身に付けた事が大きいです。

今後更なるスピードアップは可能か?

高校生ですでに163キロをマークしているので、今後どのくらいまでスピードが伸びるのか期待しちゃいますね。佐々木投手はまだ完全な大人の体になりきっていない(骨密度が低い)ということがわかっています。

まだまだ体の成長段階なので、無理な筋力トレーニングなどを取り入れていない状況でしょう。今後プロに入り、ウエイトトレーニングも取り入れるようだと、165キロどころか170キロに迫るスピードが実現できるかもしれません。

そのためには成長をゆっくりと見てくれる球団だと良いですね。目先のローテーションとかではなく、「今後数年かけて史上最高のピッチャーに育てていく」というプロジェクトがある球団だと、日本人最速を更新する可能性が高そうです。

10月のドラフト会議に注目が集まる。

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