こんにちは。
ダゾーンでマンチェスター・シティの試合をメインに視聴している松嶋俊です。
Instagramでも試合の解説をしているくらい好きなんです。
https://www.instagram.com/sportjoy01/?hl=ja
そんなダゾーンというのは、どういう媒体なのでしょうか。
サッカー、野球、ゴルフ、バスケットボール、テニスなど日本国内のみならず世界中のスポーツが観戦できる、まさに最強と言えるスポーツアプリDAZN(ダ・ゾーン)。
TVCMでもお馴染みなので、名前は聞いたことがあると人も多いと思います。では、DAZNはそもそもどんな会社なのでしょうか?DAZNの会社情報について解説していこうと思います。
目次
1.DAZNってどんな会社?
DAZNが誕生したのは2007年、イギリスで創業しました。
スマホなどのモバイルソリューションを行っていた「プレミアムTV」と、スポーツのデジタル部門の管理関係を取り扱っていた「インフォーム・グループ」が合併して誕生しました。
【ダゾーンという名の由来とは】
極限の肉体・精神状態を保って試合をする選手たちが一時的に入る事ができる”超集中状態”を”ゾーン”といいますが、これは超一流のトッププレイヤーの証でもあると言えます。さらに、サポーターたちが共に試合を楽しむ環境をファンゾーンといいますが、その意味も込められているそうです。
そして、それを表したDAZNを企業の名前として使用しています。
その後は、世界最大級のサッカーメディア「Goal.com」の買収などで企業規模を大きくしていき、ジェームズ・ラシュトンCEO以下、従業員が2,500名を超えるまでになっています。
現在では本社は創業地のイギリス・ロンドンにあるものの、日本をはじめ、ドイツ、スイス、オーストリア、カナダ、アメリカ、イタリア、スペイン、ブラジルと世界中でスポーツコンテンツを配信している世界的な企業です。
また、DAZN、Goal.com、SportingNewsなど事業を統括していた運営会社(親会社)の名称を「Perform Group」(パフォームグループ)から「DAZN Group」(ダ・ゾーングループ)に変更。DAZNの認知度を更に広げ、より世界的な展開を狙っているとされています。
1-1.ダゾーンの社長はどんな人
Simon Denyer(サイモン・デンヤー)が2006年にDAZNを立ち上げたメンバーですが、2016年に、James Rushton(ジェイムズ・ラシュトン)を次のCEOへとバトンタッチし、現在は彼がDAZNのグローバルCEOです。
彼は2016年にDAZNのCEOを任され、グローバルにDAZNを広めていくミッションを託されました。
さらに、彼はChief Revenue Officerという役割、いわゆる売上増加のための戦略を任されていたので、その任も兼任すると思われます。
もちろん企業をグローバルに大きくするのに比例して売上は上がりますが、その他の無駄を削減したり、考えるべき要素は滝に渡ります。
そのため、彼の役割は、DAZNをよりグローバルに展開するのはもちろん、売上利益の上昇の施策もするといった役割です。
2.売り上げは赤字で経営危機?株価などDAZNの収益は?
2017年には、Jリーグの放映権を獲得しましたが、その放映権料が10年間で2,100億円と破格の契約料で話題になるなど、世界中の有力スポーツコンテンツの放映権を次々と獲得しているDAZN。
放映権料が高騰化していくなか、DAZNの収益はどうなっているのでしょうか。
2-1.収入源
DAZNは海外・国内を含むサッカー、野球、F1などを始め様々なスポーツを配信することで視聴者からの配信料を主な収入源として事業を展開しています。
個人からの月額使用料は、約2億810万ポンド(日本円で約273億円)になります。ロンドン本社の2018年度の売上高は5.77ポンドで現在のレートに換算すると785億円程度になります。
ただ、前述したとおり、放映権獲得などの投資額がまだ大きく、4億8,000万ポンド(日本円で約670億円)の赤字となっています。
日本部門だけで見ても、約1億80万ポンド(約150億円)と、年々会員数も伸びており、売上額は増えているものの、Jリーグに支払った放映権料(年間210億円)すらペイできていない状況となっています。
先日、チャンピョンズリーグの放映権のニュースが流れていましたが、そちらについてはこの記事で解説をしています。
【朗報】20-21チャンピオンズリーグはWOWOWで中継決定!DAZN(ダゾーン)でチャンピオンズリーグは視聴できない。
しかし、あまり心配しなくても良いのではと個人的には思っていて、以前からスカパーが主に海外サッカーを中心とするあらゆる国内・海外スポーツの配信を行っていました。
しかし、現在はDAZNが巨額の資金を元に国内・海外のスポーツ業界と放映権契約を結び、着々と世界中でスポーツの配信を行っていますし、さらに、常に新たな分野への投資を行い、積極的にスポーツ配信を拡大しています。
日本ではサービス立ち上げ当初は赤字続きでしたが、現在はDAZNの認知度上昇と共に、他のスポーツ動画配信サービスよりもブランド認知度は上がっております。
引用元:https://www.businessinsider.jp/post-196110
実際に、
という結果が日本のマーケティング責任者のマーティーン・ジョーンズ氏が語っておりました。
発言元:https://www.businessinsider.jp/post-196110
また、日本だけではなく、アジアの市場は今後間違いなく伸びると予想されています。ホリエモンこと堀江貴文さんのニュース番組「HORIE ONE」でも言及されています。
※7分15秒ごろではなしています。
株価に関しては上場廃止をしているため、経営状況で左右されません。保有率は、DAZNGroupが株の65%を保有、元々SportingNews運営元だった「アメリカン・シティ・American City Business Journalsが35%を保持しています。
3.ダゾーンの契約者数
引用元:https://www.businessinsider.jp/post-196110
DAZNの契約者数は現在どのくらいなのでしょうか。
DAZNの契約数は世界中で約800万人います。日本では約90万人程度のユーザーがいます。(2019年時点)さらにその中の7割もの人が男性ユーザーです。
そして、アメリカのみでも100万人弱の視聴者がいます。さらにアメリカ市場の拡大のために、NFL(アメリカンフットボール)へ約1,000億円程度の投資を行い、放映権を得る事で巨大なアメリカンフットボールの市場も手に入れようと考えていますので、今後も契約者数は右肩上がりに増えていくと予想しています。
4.DAZNが獲得している主な放映権
引用:https://watch.dazn.com/ja-JP/sports-B/
日本ではJリーグの配信で知名度が上がったDAZNですが、ラグビーワールドカップやバスケットボールワールドカップのような国際大会も次々と放映権を獲得して勢いに乗っている感があります。
では、DAZNが獲得してる主な放映権はどんなものがあるのでしょうか。
サッカーでは、UEFAチャンピオンズシップをはじめ、世界5大リーグでは、イングランドプレミアリーグ、スペインラ・リーガ、フランスリーグアンが完全配信。イタリアセリエAは一部を除き配信(ドイツブンデスリーガは配信なし)となっています。
サッカー以外にも、野球(MLBとNPB)、テニス(WTA(女子))をはじめ、ワールドカップ大会などのラグビー、バスケットボール、他にも格闘技、自転車競技、バレーボール、セーリング、ダーツなど多岐にわたっています。
5.DAZNが考える今後の展開
長期的な視野で投資を行っているため、収益ではまだ赤字のDAZN。DAZNが考えている今後の展開はどのようなものなのでしょうか。
日本市場を例に挙げても、DAZNのようなスポーツライブに限らず、テレビではなくスマホで見るようなOTT(Over The Top)は徐々に増えており、発展途上です。
2020年には、通信速度も現在の4Gから1,000倍の速さが出るとされる5Gに移行していくため、OTTへの流れは加速すると考えています。
その流れは日本のみならず世界中で言えることで、DAZNとしては、OTTがより普及するまでにDAZNの知名度が上げていこうと考えているとされます。
6.ダゾーンを視聴するにあたり安心な項目
契約するのは不安という方もいらっしゃると思いますので、普段使っている私が活用している項目をピックアップします。
6-1.ダゾーンについてのニュースはどこで確認ができるのか
ダゾーンプレスリリースというのがあり、新たに放映するスポーツの情報や新たな機能についてはここで確認ができます。
さらにGoalというサッカー世界中のサッカー記事を配信しているサイトの運営も行っており、多くのサッカーファンの重要な情報源の一つとなっております。
6-2.ダゾーンに不満がある場合は
DAZNについてのクレームは電話やメールでするのが良いでしょう。
基本的にトラブルが発生した場合は、電話やメールを通して解決するのが良いですが、その前にヘルプや良くある質問のページへ行き、考えられる解決法を試してみてください。
⇒問合せ先
0120-800-000(日本語)
0120-005-250 (英語、ポルトガル語、中国語、スペイン語)
7.まとめ
ダゾーンについて解説をしてきましたが、今後スポーツを見るなら地上波ではなく間違いなくダゾーン一択となりそうです。
配信番組数もそうですが、視聴方法についても現代人に合ったスマホがメインなのため今後もユーザーから熱い支持を獲得できると思います。
私はすでにダゾーンにハマっておりますが(笑