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ATPワールドツアーで奮闘中の錦織圭選手のこれまでの経歴は?

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ATPワールドツアーとは

ATPワールドツアーは毎週のように開催されているトーナメント大会であり、全豪、全仏、ウインブルドン、全米の各グランドスラムを頂点に構成されており、多くの選手がグランドスラムを目指して毎週のように名勝負が繰り広げられています。
そんな中、日本人として史上初のグランドスラム制覇を目指して頑張っているのが錦織圭選手です。

錦織圭選手とは?

錦織選手は生涯獲得賞金が歴代20位より上位に来るなど、歴史的に見ても優秀な選手であり、日本のみならずアジアの男子では初めてグランドスラムのファイナリストになり、ATPワールドツアーでは10回以上の優勝を誇る世界を代表するテニスプレイヤーです。

シングルスの世界ランキングの最高順位は4位となっており、テニス界の頂点まであともう少しというところまで来ています。
ただ、故障がちなところ、苦手な環境があるなど、それらの克服が求められ、その克服を目指したスケジューリングがなされています。

ATPワールドツアーに参戦する錦織選手は世界ランキング30位以上であるため、出場義務というものがあります。
グランドスラムの4大大会はもちろんのこと、グランドスラムの下にあるマスターズ1000は9つの大会のうち8つの大会に、500シリーズには13の大会のうち4つの大会に出場しなければならず、最低でも16の大会には出場することが求められ、前哨戦となる250シリーズの大会などに出場し、調整していかなくてはなりません。
錦織選手は故障がちという点もあり、うまく調整して体のケアをしながら上を目指す戦いを強いられています。

こうしたツアーで活躍をするとポイントが与えられ、それが世界ランキングに反映されることになります。

また、1年間の成績がよかった選手たちを集めて行うATPワールドツアーファイナルは、出場するだけで大変名誉な大会とされており、錦織選手も2014年から出場し続けています。

ATPワールドツアーファイナルでは試合に出場するだけで2000万円近い賞金がもらえ、1勝するたびに同じだけの賞金が、全勝優勝すれば3億円に迫る賞金がもらえます。
それだけでなく、ポイントもすごく、全勝優勝となればグランドスラムに迫るポイントをもらうことが可能です。

錦織選手は最初からこうした大会に出場できていたわけではありません。
2007年にプロに転向した錦織選手は、ツアーの本選出場をかけた予選に出場するところから始まりました。
予選から本選までにはある程度の相手に勝たなければならず、そこから本選となると結構な体力を削られることになり、今よりもさらに線が細かった錦織選手には過酷な状況だったと言えます。

しかし、日本人最年少でATPワールドツアーのベスト8になると、2008年には当時16年ぶりの日本人の優勝を果たし、一躍時の人となりました。

ただ、ケガをしてしまい、ツアー参戦ができない状況となり、苦難の道を歩み、2010年に復帰した時にはポイントがない状況であり、下部大会からの参戦を余儀なくされました。
ですが、着実に回復し、実績を残していきランキングを上げていくと2012年には日本で行われた大会で4年ぶりの優勝を果たすなど復活を印象付ける活躍を見せています。
錦織選手の快進撃はここから始まったと言え、実は相当な苦労人であり、いかにケガに泣かされてきたかがわかります。

錦織圭選手に続く存在が日本からなかなか出てこないこともあり、デビスカップなど日本を代表する試合では戦力として期待されている一方、体調の関係から欠場することもあるなど、ケガに泣かされているのは相変わらずであり、その部分においてなかなかグランドスラムをとれない要因にもなっています。

しかし、オリンピックでは銅メダルを獲得するなど着実に実績は残しており、日本を代表するテニスプレーヤーとして一生語り継がれることになるのは言うまでもありません。

四大大会の中で錦織圭選手がもっとも得意としているのが全豪オープンです。
勝ち星だけで見れば1位であり、3度のベスト8が目立ちます。

全米オープンは準優勝とベスト4という実績を残しているものの、1回戦負けも目立ちます。
これは四大大会のラストが全米オープンであり、その疲れが一気に出てくることも要因として考えられます。

苦手としているクレーの全仏オープンは1度ベスト8があるものの、苦戦する傾向にあり、ウィンブルドンに至ってはベスト8すらなく、かなり苦手の印象です。

世界ランキングが大事なのは準々決勝でどうしても上位の選手と当たるためです。
5位の場合にはランキング1位の選手と当たる場合があり、苦戦が予想されます。
ランキング4位であれば、準決勝まで上位の選手とは当たらなくなるため、1つの順位が大きな違いとなります。

ケガと戦わなくてはならないものの、それでも上位を目指す戦いが求められ、その中でグランドスラムを目指すという難しい戦いを錦織圭選手は強いられていますが、グランドスラム優勝の夢は着実に近づいてきています。

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