今日は、ダゾーンを視聴する上で「モバイルワイファイ」を契約して視聴しようと考えている方がいらっしゃると思いますので、モバイルワイファイについて語ろうと思います。
さて、モバイルワイファイ。
手軽に契約できるところが魅力のモバイルワイファイですが、ダゾーンの視聴にはおすすめしにくい回線です。
モバイルワイファイには速度制限や帯域幅といったデメリットがあり、ダゾーンを視聴すると機能性が損なわれかねません。
では、なぜおすすめできないのでしょうか。
回線選びで悩んでいる人は、ぜひご覧ください。
目次
1.モバイルワイファイとは?
モバイルワイファイとは、モバイル型の端末でWi-Fi接続を可能にするアイテムです。モバイルワイファイは持ち歩きができるので、契約すると外でもWi-Fiが使えるようになります。
対象の事業者やプランを契約すると、モバイルワイファイは月間のデータ容量の上限がありません。つまり、モバイルワイファイがあれば、外でもダゾーンが見やすい状態になるわけです。
ただし、速度制限や帯域幅にネックがあるので、メイン回線としてはおすすめしにくいです。
2.提供企業は2つ
モバイルワイファイを提供している企業は、主に以下の2つです。
- ワイマックス
- ワイモバイル
どちらの企業も月間でのデータ容量が無制限となるプランを提供していますが、サービス内容が微妙に異なります。
2-1.ワイマックス
ワイマックスでは、ギガ放題プランに加入すると月間のデータ容量が無制限になります。基本の月額料金は3,880円ですが、GMOとくとくBBやBroad WiMAXといったプロバイダで申し込むとキャンペーンで安い値段になります。
2-2.ワイモバイル
ワイモバイルはソフトバンクのグループ会社で、最近では格安スマホの事業者としても知名度が高くなっています。ワイモバイルのモバイルワイファイでは、アドバンスモードを使用すると月間のデータ容量の制限がなくなります。
ワイモバイルではアドバンスモードを使用しての月額料金は4,380円で、ワイマックスと比べると割高です。アドバンスモードが利用できる地域も限定的で、必ず月間のデータ容量が使い放題になるわけではありません。
ワイマックスとは違って、どの窓口から申し込んでもアドバンスモード使用時の月額料金は4,380円なのでお得感は劣ります。
3.ダゾーンとモバイルワイファイの相性
理論上では、モバイルワイファイでもダゾーンの視聴は可能です。しかし、速度制限の条件や帯域幅といった問題点があるので、ベストな回線とは言えません。
ダゾーンとモバイルワイファイの相性を詳しく解説します。
3-1.正常で見るために必要な速度
ダゾーンは公式サイトで、正常で見るための通信速度は以下の通りだと公表しています。
モバイルワイファイの最大通信速度は以下の通りで、理論上ではダゾーンの視聴が快適にできるということになります。
上記の通信速度はあくまで理論値で、実際に出るスピードは100Mbps以下になることが多いです。とはいえ、ネット上の口コミでは、実際にも動画の視聴がスムーズにできると好評です。
WiMAX、夕方に届いたけど予想してたより通信速度あるな。
もっと遅いかと思ってたし。
動画視聴も、大してもたつかなくて割とスムーズだった。 pic.twitter.com/Za1tQIQWUx
— キリエルイ (@kyriexxx13) October 2, 2020
速度はそれほどではないが、帯域せまい割には出てる方かな。マップ的に川向こうにアンテナある気もするし。
まぁこれならWiMAXの代替も不可能ではない。 pic.twitter.com/Y284NMjOwR— りうか (@LIU_ca) October 8, 2020
3-2.どのくらいで視聴制限がくるのか
モバイルワイファイでダゾーンを見るうえで注意しなければいけないのは、速度制限です。ワイマックスやワイモバイルの無制限プランには、下記の速度制限があります。
ダゾーンを視聴して60分間で消費するデータ容量は500MBから2.5GBなので、使いすぎには注意しなければいけません。毎日プロ野球やサッカーの試合を1つ視聴すると、1日で2.5GB以上は使うので速度制限は不可避です。
そのため、モバイルワイファイをメイン回線にしてのダゾーンの利用は、あまりおすすめできません。
3-3.画面がくるくるの状態になりやすい時間帯
モバイルワイファイには、回線が混雑してダゾーンの視聴画面がくるくるの状態になりやすい時間帯があります。ダゾーンの視聴画面がくるくるの状態になりやすい時間帯は、夜の20時から24時です。20時から24時はネットを使う人が特に多い時間帯で、回線が混雑して動画の再生が止まる可能性が高いです。
帯域幅が広い光回線だと夜でも画面がくるくるせず快適に視聴できますが、モバイルワイファイは帯域幅が狭いのでくるくるの状態は避けられません。
4.モバイルワイファイのメリット・デメリット
モバイルワイファイはダゾーンの視聴に適しているか考察するために、メリットとデメリットをまとめてみました。
4-1.モバイルワイファイのメリットは、以下の3つ
- 工事をする必要がない
- 外での利用もできる
- 利用料金を安くできる申込窓口がある
モバイルワイファイは工事不要で契約できるので、光回線よりも敷居が低いです。外でのワイファイの利用を可能にしてくれるのも魅力です。利用料金の安さもポイントで、ワイマックスならキャンペーンを実施しているプロバイダの申し込みでコストを低くできます。
4-2.モバイルワイファイのデメリットは、以下の3つ
- 速度制限がある
- 場所によって繋がりやすさと通信速度が異なる
- 帯域幅が狭い
速度制限はダゾーンを視聴するうえで見逃せないデメリットで、3日で10GBを消費すると回線スピードが低速になります。毎日ダゾーンを見ていると、すぐに10GBは使い切ってしまいます。場所によって電波の入りやすさ、通信速度が変わってくるので、必ずしもダゾーンを快適に視聴できる回線とは言えません。
また、帯域幅が狭いので夜には動画再生が止まりやすく、ダゾーンを見ているときに同時接続している他の端末でネットを使うときも快適さが損なわれる恐れがあります。
5.モバイルワイファイはどうなの?
先に結論を述べると、モバイルワイファイはダゾーンの視聴に適していない回線アイテムと言わざるを得ません。モバイルワイファイには、速度制限のデメリットがあるからです。モバイルワイファイは月間のデータ容量にこそ限りがありませんが、3日で10GBを使うと速度制限が発生します。ダゾーンの視聴では膨大なデータ容量を消費するので、3日で10GBはすぐに使いってしまいます。
速度制限を受けていない状態でも、回線の帯域幅の問題があるのでおすすめできません。
帯域幅とは、回線上で情報が行き来する道の広さです。モバイルワイファイは帯域幅が狭く、ダゾーンを見ているときに同時接続している他の端末でネットを利用すると、映像が止まったりします。
そのため、快適にダゾーンを見るためには、光回線を使うのが理想的です。光回線をメイン回線にして、外用にモバイルワイファイを使う方法であれば検討する価値があります
6.ダゾーンを屋外で見るための方法
モバイルワイファイの他に屋外でダゾーンを視聴する方法は、以下の3つあります。
- 携帯キャリア回線の利用
- ワイファイスポットの活用
- 生中継後の視聴はオフライン再生を使う
6-1.携帯キャリア回線の利用
もっとも手っ取り早いのは、携帯キャリア回線の利用です。携帯キャリアの回線は最大通信速度が100Mbps以上なので、理論上ではダゾーンの視聴が可能です。スマホのテザリング機能を活用すれば、タブレットやパソコンでの視聴もできます。
ただし、携帯キャリアの回線では、プランごとに1ヶ月に利用できるデータ容量が限られています。
6-2.ワイファイスポットの活用
外でダゾーンを見る頻度が低いのであれば、ワイファイスポットを活用してみるといいでしょう。飲食店などに設置されているワイファイスポットは無料で利用でき、どれだけ使用しても速度制限を受けない優れものです。
外でダゾーンを見たいときに近くにワイファイスポットがあれば、ぜひ活用したいところです。ただし、ワイファイスポットの通信速度は設置場所や種類ごとに違うので、必ずしも快適にダゾーンが視聴できるとは限りません。
6-3.生中継後の視聴ならオフライン再生がおすすめ
リアルタイムで見られなかった試合を視聴するのであれば、ダゾーンのオフライン再生機能を活用してみましょう。あらかじめWi-Fi環境のある場所で試合映像をダウンロードしておけば、外でネット通信をせずに試合が視聴できます。
7.まとめ
ここでは、モバイルワイファイがダゾーンの視聴に向いているのか解説しました。
モバイルワイファイは工事をせずにWi-Fi環境が手に入る優れものですが、3日で10GBを使うと速度制限を受けてしまいます。ダゾーンは1日で数GB以上ものデータ容量を消費するので、メイン回線としては選択肢に入れるべきではありません。
ダゾーンを快適に視聴するためには、光回線を使うのが望ましいです。何がおすすめなのかはこちらでまとめていますのでご参考までに。