こんにちは。
マンチェスター・シティ大好き松嶋俊です。
マンチェスター・シティについてはこちらでも試合のキーポイントとなる場面をピックアップして解説しています。
プレミアリーグ第7節、シェフィールドU vs マンチェスター・シティが10月31日にブラモール・レーンで行わました。
前節、ウェストハム相手に1-1のドローに終わったシティは、ここまで連勝なしと難しい序盤戦となっています。それでも、直近のチャンピオンズリーグではマルセイユに3-0の快勝を飾り、復調の兆しを見せ、その勢いを持って、19位に低迷し、ここまで1分5敗と苦しんでいるシェフィールドUとのアウェイゲームに臨みました。
チャンピオンズリーグのマルセイユ戦からギュンドアン、ジンチェンコ、フォーデンに代えてカンセロ、ベルナルド・シウバ、マフレズを起用し試合に臨んだマンチェスターシティ。
マンチェスターシティ(スタメン)
システム 4-3-3
メンバー
GK-
㉛エデルソン
DF-
㉗カンセロ
⑭ラポルテ
③ディアス
②カイル・ウォーカー
MF-
⑳ベルナルド・シウバ
⑯ロドリ
⑰デ・ブライネ
FW-
⑦ラヒーム・スターリング
㉑トーレス
㉖マフレズ
対するシェフィールドUは3-5-2のシステムだが、事実上、DFラインを5枚気味にし、ある程度リトリートして守り、自陣のスペースをなくしてマンチェスターシティの攻撃を停滞させる意図があるように思えます。
シェフィールドU(スタメン)
システム 3-5-2
メンバー
GK-
①アーロン・ラムスデール
DF-
②ジョージ・バルドック
③エンダ・スティーヴンス
⑫ジョン・エガン
⑬マックス・ロウ
MF-
⑥クリス・バシャム
⑧サンダー・ベルゲ
㉓ベン・オズボーン
㉒アンパドゥ
FW-
⑨オリバー・マクバーニー
㉔リアン・ブリュースター
立ち上がりからボールの主導権を完璧に握りマンチェスターシティ。80%を超えるボール支配率を見せ、8分に最初の決定機を迎えます。左サイドの深い位置に侵攻したカンセロからのクロスをニアに飛び込んだフェラン・トーレスが頭で合わせますが、枠を捉えたシュートはGKラムズデールの好守に阻まれました。
予想通り、シェフィールドUはFWがハーフウェラインにその高さを設定し、自陣でリトリートしながら守りWBは最終ラインまで下がり5バック気味に位置しています。
しかし、その方法がうまく機能していないように思え、マンチェスターシティは効果的に攻撃を展開していきます。左のスターリング、右のマフレズがサイドに目一杯広がり、SBのカンセロ、ウォーカーが少し内側に位置し、デ・ブライネとシウバが適所に顔を出し、敵に捕まらずに攻撃することに成功しています。
押し込む展開を続けるシティは19分にロドリの強烈なミドルシュート、23分にはスターリングが左サイドをえぐって、相手の股を通す巧みなクロスをゴール前のフェラン・トーレスが右足で合わせますが、いずれもGKラムズデールの好守に阻止されます。
それでも、28分には左サイドで細かく繋ぎデ・ブライネから鋭い横パスをペナルティアーク付近で受けたウォーカーが地を這う強烈な右足のミドルシュートをゴール左下隅に突き刺しました。
https://youtu.be/ajID5DgBvQg
素晴らしいゴールを決めたウォーカーですが、彼はシェフィールド生まれで、シェフィールド・ユナイテッドで育成された選手です。両親は今もシェフィールドで暮らしていることもあり、リスペクトの意味合いも含め、ゴール後のパフォーマンスは控えめにしていました。
自分はシェフィールド・ユナイテッドのファンさ。だから、それはできない」
とウォーカーは試合後のインタビューでコメントしています。
前半を1対0で終え、後半、得点を奪うために少しポゼッションを始めたシェフィールドUに対し、マンチェスターシティも次第に疲労の色が濃くなり、相手の脅威となるシーンが徐々に少なくなります。
84分には右サイドからカットインで侵入したベルナルド・シウバがそのままフィニッシュまで持ち込んだものの、これはGKの正面に終わります。
しかし、課題であった守備の部分では、得点したことで波に乗ったウォーカーを中心にシェフィールドUの攻撃を敵陣深い位置まで押し込むことを許しませんでした。試合はこのまま終了。勝利したマンチェスターシティは2試合ぶりの勝利で今季3勝目を飾りました。
試合結果
シェフィールドU 0-1 マンチェスターシティ
【得点者】
28分 カイル・ウォーカー(マンチェスターシティ)
マンチェスターシティの次節の対戦は、チャンピオンズリーグのオリンピアコス戦を挟んで、いよいよFW南野拓実が所属するリヴァプールと8日にホームで対戦する。
前半戦一番のビックマッチになるであろう、この試合をみなさん大いに注目しましょう!!