こんにちは。
マンチェスター・シティ大好き松嶋俊です。
プロのチームのコーチをしていて大好きなマンチェスター・シティなどについてインスタで解説しています。よければどうぞ。
今年6月に開幕する『EURO2020』が楽しみ過ぎて、今までに何度か予想記事を書いてきました。
今回も予想記事として今大会ブレイクするであろうプレーヤーを紹介していきたいと思います。ワールドカップよりもレベルが高いとされるEURO。そんな大会で活躍出来れば、欧州のビッククラブへの移籍も夢ではありません。
そのチャンスを虎視眈々と狙っている若きプレーヤーを紹介できればと思っています。
1.今大会、活躍が期待される若手プレーヤーが多い
スペインのバルセロナで、レギュラーの座を掴み、優れたパス精度とボールコンロールで攻撃にアクセントをつけることが出来るオランダ代表MF『フランキー・デ・ヨング』
身長189cmと大柄でフィジカルの強さ、豊富な運動量を活かしたハードワークと、それに加えパスセンス、ボールキープ力、インテリジェンスを武器に、セリエAのナポリでも主力として活躍しているスペイン代表『ファビアン・ルイス』
EURO2020で活躍するであろう若手プレーヤーはまだまだいますが、今回、私が紹介したい選手は、イングランド代表『ジェイドン・サンチョ』選手です。
2.私が注目するのは、「ジェイドン・サンチョ」
イングランドのワトフォードの下部組織でプレーし始めたサンチョは、その才能を見せ始め、14歳のときにマンチェスターシティに移籍。いわゆるシティグループの青田買いですね。しかし、世界中から才能豊かな若手が多くの集まってくるシティのユースの中でも、サンチョは早くから高く評価され、トップチーム昇格は間違いないと言われていました。
実際トップチームの練習にもすでに参加していたようですね。
しかし、なぜだかサンチョは移籍を希望します。マンチェスターシティは残留を説得しますが、最終的にはドイツブンデスリーガのドルトムントへの移籍を決断しました。
移籍初年度となる17-18シーズンは、リーグ戦12試合1ゴール4アシストという結果で終わりましたが、翌18-19シーズンでは大ブレイク!!リーグ戦においては、12ゴール14アシストと、素晴らしい結果を残し、19-20シーズンでは更に存在感を発揮し、リーグ戦32試合で17ゴール16アシストという数字を残し、もはやドルトムントには欠かせないアタッカーにまで成長。若くしてドルトムントを引っ張る存在となりました。
2-1.最大の強み
サンチョの最大の強みはなんといっても切れ味鋭い『ドリブル』でしょう。
ドルトムントではチーム事情で、主に右サイドが主戦場となりますが、たぶん、左サイドでも高いレベルでプレーが可能だと感じます。サンチョは、今流行りの、逆足でボールを持って中へカットインするドリブルよりも、た縦への突破が武器でしょう。
本人も縦への突破を好んでいるように見えますね。
■参考映像
https://youtu.be/HmjqG73K31U
さらに、参考映像を見ても分かるように、ドリブルだけに頼っているわけでもない。縦かと思ったら、中に入っていって味方とコンビネーションで崩したり、ワンツーでゴール前に入りシュートに持っていくのが好きそうですね。
また、ラストパスなんかも上手く、アシストも量産していけるタイプの選手ですね。
そして、得点能力、フィニッシュの精度、持っていき方なんかも優れていて、敵DFを少し外して速い足の振りで「ズドン!!」とシュートできます。オフェンスに関して、全般的に能力が高く、余裕もあり、ポテンシャルの高さを感じる選手ですね!!
2-2.代表での立ち位置
サンチョがイングランド代表としての初出場したのは2018年10月で、18歳と201日での代表デビューは同国歴代9番目の若さでした。そして、2019年9月のコソボ代表戦では初ゴールを含む2得点をゲットするなど、イングランド代表の中でもレギュラーとして活躍する時間が増えてきています。
現時点では代表での評価は、同じマンチェスターシティのユース出身のフィル・フォーデン(マンC)よりも高いのではないでしょうか。
しかし、アタッカーの宝庫でもあるイングランド代表は、ラシュフォード(マンU)や、スターリング(マンC)、若手のグリーリッシュ(マンU)など、世界でもトップレベルの選手が名を連ねています。
サンチョもその中の一人で、アピールを続けなければ、EURO2020の舞台でピッチに立つことはできません。それほどまでに、イングランド代表のアタッカーのポジション争いはハイレベルなのです。
3.まとめ
2021年に入ってマンチェスターユナイテッドへの移籍報道などで、精神的にサッカーに集中出来ずに、調子を落しているとの報道もあるサンチョですが、早く自分のプレーに集中し、調子を取り戻して欲しいですね。
昨夏にはかねてから移籍が噂されていた母国イングランドの名門、マンチェスター・U行きがひっきりなしに報じられていたが、最終的に実現しなかった。
依然として今冬以降の移籍市場でも、オーレ・グンナー・スールシャール監督率いるチームのトップターゲットであると見られるサンチョだが、この移籍騒動の件もあってか今シーズンは失速。公式戦19試合で5ゴール9アシストを記録するも、特にブンデスリーガでは1ゴールと目立ったインパクトを残せていない。
本来の調子を取り戻せれば、イングランド代表のユニフォームを着てEURO2020の舞台でブレイクし、世界トップレベルの選手たちの仲間入りをしている可能性は大いにあるでしょう。
活躍に期待しましょう。
