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逆境からのチャンピオン。マンチェスター・シティの復調できた要因を考えてみた

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こんにちは。
マンチェスターシティ大好き松嶋俊です。


5月11日、グアルディオラ体制5年目を迎えたマンチェスター・シティが、2年ぶり5度目のイングランド・プレミアリーグ優勝を果たしました!!

シティサポーターの私も、今か今かと待ちわびていた瞬間だったので感激です!!

今回は、今シーズン見事優勝を決めたシティを少し振り返ってみたいと思います!

1.序盤の苦しみ

今シーズン序盤は第3節のレスター・シティ戦で『2-5』という信じられないスコアで敗れたり、第4節ではビエルサ率いる昇格組リーズ・ユナイテッド相手にも1-1で引き分けるなど、序盤は9位まで順位を落としていました。

私が思う序盤の不調の最大の要因は「シルバロス」だと考える。

長きに渡り、シティの攻撃の総指揮を任されてきたこの男の退団は、ピッチ内、外問わず、予想していたよりも影響があったのではないか。代役として期待されていたフォーデンも、この時はまだまだ「覚醒前」だった。

不調のもう一つの要因はセンターバックとFWを固定できなかったことでしょう。昨シーズンの活躍を見れば、ラポルテが大黒柱になる予定でしたが、守備面での力弱さを露呈。

対人、スピードで剥がされる場面が目立ち、怪我の影響もあり、グアルディオラの信頼を勝ち取ることが出来ません。新加入のアケも、なかなか難解なチーム戦術に馴染めず、ことらも怪我の影響もあり、コンスタントに出場できずにいました。

FWでも、アグエロ、ジェブズが怪我やコロナウイルスなど様々な要因で試合に起用できない期間があり「最後の仕上げ」をする選手の欠如も大いに影響していました。

この2つの要因が、シティが波に乗れない原因だったのではないでしょうか。

2020年11月には一時、11位という信じられない順位に低迷したシティ。グアルディオラの進退問題も囁かれるほど、事態は深刻でした。

2.若き闘将と奮起した男


この大逆転劇の立役者は、間違いなく今冬にベンフィカから加入したルベン・ディアスでしょう。

移籍金6200万ポンド(95億円)でチームに加わったポルトガル代表DFは、加入後すぐにチームの弱点であったDFラインを支える存在として躍動します。

体を張った守備と強烈なリーダーシップ、ビルドアップでもスムーズに前方にパスを出すことが出来る基礎技術の高さ。

センターバックに必要な要素を全て兼ね備えたディアスは瞬く間にシティのDFリーダーとなりました。

その活躍に刺激を受けたのか、これまで本領を発揮できずにいた同僚のジョン・ストーンズが見事カムバックし、ディアス&ストーンズのコンビでDFラインは固定され、守備に安定を取り戻すことができました。

シーズン前に大黒柱として予想されていたラポルテや、新加入のネイサン・アケなどの実力者たちが控えに回るなど、不調の原因だった守備陣はあっという間に強みへと変貌しました!

3.カンセロロールと0トップ


改善されたのは『守備陣』だけではありません。グアルディオラは『攻撃陣』にも、手を加えます。

カンセロという男の躍動は攻撃陣を語るには外せません。加入2年目のカンセロに特別な役割を託したグアルディオラ。

サイドバックながら、ビルドアップ時には中央で組み立てに参加しアンカーのロドリを助け、前線ではインサイドハーフやウイングとして背後や中間でボールを引き出しチャンスメイクに一役買ってでる役割に、いつしか『カンセロ・ロール』という名前まで付いてしまうほど、効果抜群の戦術になってしまいました。

もともと攻撃センスが抜群にあるカンセロにとって、サイドバックながら前線での仕上げに常に参加できるこの役割は、まさに適役!完全に自分の居場所を確保することができました。


カンセロロールとともに、大きな影響を与えたのが、デブライネのFW起用でしょう。

プレミアリーグ第17節、マンチェスター・シティvsチェルシーの試合で、アグエロとジェズスが離脱する中、中盤に君臨していたデブライネをFW、いわゆる「偽9番」として起用します。

前線でプレーしたデブライネはこの試合で1得点1アシストと活躍し、チームを勝利に導いています。

試合後のインタビューでグアルディオラはデブライネのFW起用についてこう語っています。

「我々はボールを持ってプレーしなければならない。GKからストライカーまでボールは芝の上にある必要がある。1000回のパスをして、適切なタイミングで攻撃する」

最後の仕上げをする選手が不在なのであれば、ボールを保持し続け、誰でも得点するチャンスが訪れるように、数多く機会を作ろうといった感じでしょうか。

この戦術も見事にハマり、しばらく「0トップシステム」が採用されます。この時期のシティの試合は見ていて本当に面白かった!!

前線に顔を出す選手が毎回違っていて、飛び出していく選手は誰でも良くて、空いたスペースに違う選手が入って、また空いたところに違う選手が入って、目まぐるしく、それでいて正確なポジショニングは激しく、美しかった。

このあたりからシティの優勝ロードは始まっていました。2021年2月下旬からは一度も首位の座を明け渡さずに、蓋を開けてみれば2位のマンチェスター・ユナイテッドに10ポイント差をつけて、3試合を残しての優勝。

序盤の不調もどこ吹く風、後半戦は完璧な試合運びで他を寄せ付けませんでした。

4.まとめ

今回挙げた復調の要因は私の好みで、もちろん他にもたくさんの要因が存在します。

フォーデンの活躍や、ギュンドアンの得点力、影の立役者であるフェルナンジーニョの役割など、他にも『立役者』は存在します。

そのどれもが優勝するために、決して欠けてはいけない重要な要因なのです。

さぁ、今度はいよいよチャンピオンズリーグを制覇する時!!

最後に最大の栄冠を勝ち取って、締めくくろうではありませんか!!





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