前回書いた日本がワールドカップで勝つためのフォーメーションの第二弾です。
前回は4-3-2-1のいわゆるツリー型を推奨しましたが、今回は現状の日本代表の戦い方に合わせたフォーメーションを考えてみました。
今の戦術で戦うなら4-4-2
現状ハリルジャパンのサッカーは、簡単に言えばボールを奪ってカウンター攻撃を仕掛けるのが印象的であり、中盤があまり機能していない印象です。
おそらく守備の事を考えての4-2-3-1だと思いますが、サッカーは点を奪わないと勝てません。
ですので今回考えてみたのは4-4-2のフォーメーションです。
DFラインとダブルボランチはいつも通りに置き、LHはドリブルと展開力のある乾、RHにスピードが期待できる武藤、浅野を配置し、前の2枚にポストプレーが得意な大迫と、フィジカルの強い本田を置きます。
また状況に合わせて本田の位置はシャドーの役割として飛び出しが得意で得点力のある香川か岡崎を配置すれば、なかなか面白そうなゲームになりそうです。
現状ハリルのサッカーはその戦術上、攻撃時に中盤が機能していない印象なので、だったらトップ下をやめて4-4-2のフォーメーションで攻撃した方がわかりやすく、守備時は本田をトップ下に置いて守備をすればいいので、バランスもよさそうです。
しかしこのフォーメーションはあくまで今の戦術で戦うのを前提したものなので、日本に合うかどうかは別の話です。
フィジカルの弱い日本が、WCを戦い抜けるはずもないので、何度も言いますがこれはあくまでも現状の戦術で戦うことを前提としたフォーメーションです。
シンプルにわかりやすく
現在のハリルのサッカーで真っ先にイメージできることは、「躍動感がない」の一言です。
攻撃時は流動性がなく、守備も後手に回ることが多く、ボールを奪っても寄席の早い相手だとパスミスも目立ち、辛口になりますがまるでサッカーになっていません。
これは未だにメンバーが固定されず、毎試合テスト色が強いため、自分たちのスタイルが定まらず、連携などがとれないせいであると言えます。
しかし6月に控えたWC本番まで時間もなく、今からチームを成熟させるのは少し無理があり、できることも限られてきます。
だったら、やることをできるだけシンプルにわかりやすくして、その部分の精度を上げるしかないと思います。
そういった意味でも今回ご紹介した4-4-2のフォーメーションは考える価値のある戦術とも言えるでしょう。