DAZNはスマホで見れるスポーツ配信サービスなので、PCで見る場合のスペックはさほど求められないと思われがちです。しかし、PCでDAZNを視聴するためには、それなりのスペックが求められます。
現に、ネット上にはこのような口コミがあります。
求められるスペックは決して高くありませんが、古いPCのスペックだと視聴できない恐れがあります。
そこで、この記事ではDAZNをPCで見るために必要なスペックを解説します。
目次
1.DAZNを見るためにチェックしておきたいPCスペック6つ
PCでDAZNを見る際は、以下6つのスペックが重要になります。
- 搭載のOS
- CPU
- ストレージの種類と容量
- メモリ
- 無線LAN規格
- LANポートの規格
上記の6つそれぞれのスペックについて、詳しく解説します。
1-1.搭載のOS
OSとはパソコンに搭載されているソフトウェアで、本体を動作させたり、利用者が操作するためのものです。PCのOSは今まで何度も新しいバージョンが発表されていて、DAZNなどの動画配信サイトは直近のバージョンのOSに対応するように作られています。
そのため、PCに搭載されているOSのバージョンがあまりにも古いと、DAZNを視聴するときにカクカクしたり、映像が止まる恐れが伴います。
OSのバージョンが古いと利用できるブラウザのバージョンも古くなり、DAZNの推奨するバージョンではないブラウザを使用せざるを得なくなるからです。
そのため、PCでDAZNを視聴する際は、OSのバージョンが古くないか注意しましょう。
1-2.CPU
CPUとはパソコンの頭脳と言えるパーツです。CPUの性能が良いほど、処理の重い動作をスムーズに行えます。
PCではDAZNをブラウザで視聴するので、さほど高性能なCPUは必要ありません。しかし、DAZNの視聴では他の配信サイトよりも若干高い負荷のかかる処理を行うので、CPU性能が低すぎるのも良くありません。
また、1台のPCでDAZNを見ながら作業をする場合、CPUの性能が高くないと映像再生がカクつく恐れが生じます。CPUの性能が低いと、DAZNと他のプログラムの同時処理が追いつかなくなるからです。
そのため、DAZNを再生しながら他の作業をするのであれば、CPU性能は重視する必要があります。
1-3.ストレージの種類と容量
ストレージとは、パソコンに写真や動画、書類などのデータを保存するためのパーツです。
PCではDAZNのオフライン再生ができないので、ストレージのスペックは関係ないと思われがちです。しかし、ストレージの空き容量を確保できるかで、DAZNを快適に視聴できるかが変わってきます。
ストレージの空き容量がない状態だとブラウザの動作が不安定になり、DAZNの映像をスムーズに再生できません。PCを安定して動作させるには、常に稼働用スペースとなる空き容量がないといけないからです。
PCをスムーズに動作させるには、ストレージ全体の10〜20%の空き容量がないといけません。そのため、空き容量に余裕が出せるストレージを利用する必要があります。
HDDの種類もDAZNを視聴するうえでの快適さを左右するポイントになります。
1-4.メモリ
メモリとは、パソコン上で作業できるスペースとなるパーツです。メモリの容量が大きくなるほど、同時に利用できるプログラムが増えます。メモリは作業をする机の役割をしているわけです。
PCでDAZNを見るだけなら、メモリ容量は大きくなくても構いません。しかし、1台のPCでDAZNを見ながら他の作業をする場合、メモリの容量が大きくないと動作が不安定になります。
1-5.無線LAN規格
Wi-Fi接続での通信速度は、PCの機種ごとに異なります。Wi-Fiでの通信速度は、PCが対応している無線LAN規格で変わるからです。
古い無線LAN規格にしか対応していないPCだと、どれだけ良い回線を利用していても速度が不安定になり、DAZNの映像をスムーズに再生できない恐れが生じます。
ですので、DAZNを視聴するためには、最新の無線LAN規格に対応したPCを使うといいでしょう。
1-6.LANポートの規格
有線でインターネットに接続する場合、PCに搭載されているLANポートの規格で通信速度が決まります。
LANポートの規格が古いと、安定性の高い有線接続を利用してもDAZNを最大限の画質で見ることができません。そのため、有線接続でDAZNを見る際は、LANポートの規格も確認してみてください。
2.DAZNを見るために必要なPCスペック
以上の点を踏まえたうえで、DAZNを快適に視聴できるPCのスペックは下記の通りになります。


2-1.OSは最新であるのが望ましい
PCでDAZNを見る場合、OSは以下の最新バージョンであるのが理想的です。
- Windows8.1
- Windows10
- MacOSX
上記より以前のOSでもDAZNを視聴できる場合もありますが、『MicrosoftSilverLight』というソフトが必要になります。
MicrosoftSilverLightは無料で利用できますが、使用方法が複雑なので、PCの詳細な設定が苦手な人にはおすすめできません。
2-2.CPUは最低限のもので充分
PCのCPUには主に下記の6種類があり、上にあるものほど高性能です。
- Core i7
- Core i5
- Core i3
- Pentium
- Celeron
- Atom
DAZNを見るだけなら、AtomやPentiumなどの性能が高くないCPUでも問題ありません。1台のPCでDAZNを見ながら作業をするのであれば、CPUは Core i3以上であってほしいところです。
DAZNを見ながら書類作成をするならCore i3、写真や動画編集をするならCore i5以上が適しています。
2-3.ストレージはSSDで256GBが理想
ストレジーには、以下2つの種類があります。
- SSD
- HDD
おすすめはSSDで、処理速度が速くスムーズにDAZNを動作できます。またストレージがSSDだとPCの起動も速くなり、DAZNを視聴するまでの時間が短縮できるメリットもあります。
ストレージがHDDだとしてもDAZNの視聴はできますが、時折映像が止まる可能性があります。
用意するべきストレージ容量は人のタイプによって異なるので、一概には断言できません。写真や書類データを中心に保存するなら256GB、動画も保存するなら512GBは最低限欲しいところです。ストレージ容量を1TBにしておけば、空き容量の心配はなくなります。
2-4.クラウドサーバーを活用するのも方法の1つ
すでに使用しているPCのストレージが128GB以下と小さい場合、iCloudやOne Driveなどのクラウドサーバーを活用する方法があります。
クラウドサーバーを活用すると、オンラインサーバーに写真や書類のファイルを保存でき、ストレージ容量の消費を節約して空き容量を確保できます。
ストレージ容量が小さいPCを使用している人は、クラウドサーバーの利用を検討してみるといいでしょう。
2-5.メモリは8GBにしておきたいところ
パソコンでは、メモリの容量が4GBから16GBのものが多いです。DAZNを視聴するだけなら4GBで十分です。DAZNを見るだけなら4GBで事足りますが、視聴しながら他の作業をするなら8GBは欲しいところです。
2-6.無線LAN規格はIEEE802.11acがおすすめ
Wi-FiでPCをインターネットに接続する場合、PCが対応する無線LAN規格がDAZNを快適に視聴できるかを左右します。無線LAN規格は6つあり、それぞれで最大通信速度が異なります。


DAZNを快適に視聴するためには、IEEE802.11ac対応であるのが望ましいです。IEEE802.11acは最大通信速度がもっとも速く、家電の電磁波と干渉しない周波数帯で通信状態の安定性が高いです。
2-6.LANポートの規格は1000BASE-Tがベスト
有線接続でDAZNを見る場合、PCのLANポートの規格が以下のどれかで快適さが決まります。


PCを有線で接続してDAZNを快適に見るためには、LANポートの規格が1000BASE-T、最低でも100BASE-Tであってほしいところです。
3.まとめ
この記事では、DAZNを見るために必要なPCのスペックを解説しました。
PCではブラウザでDAZNを視聴するので、CPUやメモリなどのスペックは高くなくても大丈夫です。しかし、DAZNを見ながら作業をするのであれば、高性能なCPUが必要で、メモリ容量が8GB以上にしておきたいところです。
ストレージに空き容量を確保できるかも大切なので、自分にあったスペックのPCを使用してDAZNを楽しみましょう。