今年6月開催される2018FIFAロシアワールドカップの開催が近づいてきています。
そこで今回われらが日本代表が勝利するための布陣を個人的な独断と偏見で考えてみました。
フォーメーションを考えるうえで個人的に思うことは、現在のチームレベルや選手の状況を踏まえた上で考えるべきだと思いますが、ここでは全選手が怪我をしていないことを前提で考えます。
ツリー型の4-3-2-1
こちらは4-3-2-1のいわゆるツリー型となっており、利点として考えることができる点は守備時に数的優位を常に作れる点です。
フォーメンションの形的にどの位置でも常に三角形の形をとることが出来るので、サイドからの攻撃も中央からの攻撃も守りやすく、また攻撃時においても選手間の距離感がいいのでショートカウンターやポゼッションにも適していると言えるでしょう。
●各ポジションの概要
・FW
攻撃のコンセプトとしてCFがポストプレーを行いツーシャドウで得点を奪うのが、このフォーメーションのコンセプトです。
ですので、ポストプレーに定評がある大迫かフィジカルに強い本田をCFに配置し、突破力のある乾、得点力のある香川、飛び出しの上手い岡崎などをSTに配置します。
・MF
中盤は3ボランチで構成し、バランスを重視した配置になります。
中盤の守備の要に長谷部を配置し、左はLBも兼任できる酒井高を、右には守備力が期待できて経験豊富な今野を配置します。
利点となるのは今野が1列下がることによって、臨時的に5バックになることが出来るので、攻め込まれた時は有効に働きます。
・DF
ディフェンダーはいつもの布陣になります。
左から、長友、吉田、森重、酒井宏で構成し、調子にもよりますが、起用で経験豊富な内田を起用するのも面白いかもしれません。
日本代表は個人ではなくチームで戦うべき
現在の日本代表は、「しっかり守って縦に速く」をコンセプトに戦っていますが、これをこなすにはフィジカル面の強さと、プレースピードが必要になってきます。
しかし日本人の特徴を考えた時、これらの必要なものを求めるのはナンセンスであると個人的には感じており、ない物ねだりをするより、日本人の器用さを生かせる組織プレーが合っていると思い、この4-3-2-1のツリー型を考えてみました。
WC出場国の選手はアジア予選とは違い、上手くて体も強いため、1対1で戦うとなった時、どうしても分が悪くなってしまいます。
しかしこの布陣ならば、数的有利が作れるため、例えば身体能力の高いアフリカ勢や、サイドアタックが強力なコロンビアにも対応できると言えます。
上手く守備がハマり、ボールを奪取した時も常に作られた三角形がボールを敵陣まで運ぶことになるので、ある意味日本らしいサッカーをするための、ベストなフォーメーションと言えるかもしれません。