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ユーロ2020の優勝国を予想 イングランド代表の可能性

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こんにちは。
マンチェスター・シティ大好き松嶋俊です。

プロのチームのコーチをしていて大好きなマンチェスター・シティなどについてインスタで解説しています。よければどうぞ。


2020年に開催予定だったEURO2020ですが、新型コロナウイルスの影響で延期され、2021年の6月11日から7月11日の開催となりました。

延期になってしまったのは残念ですが、延期された期間に、新しい選手を発掘したり、アピールして代表チームに選ばれたい若手選手にとっては、チャンスが少し大きくなったことでしょう。

私も個人的にユーロはすごく楽しみにしている大会で、新しい戦術、新たなスター選手の誕生など、見どころ満載の大会になることでしょう!!

今回はEURO2020で私が注目している『イングランド代表』を紹介したいと思います!!

引用元:football zone

イングランド代表はEURO予選を7勝1敗という好成績で1通過を決めました。

何よりすごいのが格下相手とはいえ、勝利したゲーム7試合すべてで4得点以上を奪っている、爆発的な攻撃力でしょう。

前線に豊富なタレントを揃え、様々なバリエーションから得点を奪うことができるイングランドは、EURO本線でも優勝候補の一つといって間違いないでしょう。

1.基本システム

イングランド代表は2020年9月09日 デンマーク 対 イングランドから3-4-3を採用しています。私個人としてはあくまで『お試し』の感じがしますが、デンマーク戦以降は3-4-3を採用していますね。

では、直近のスターティングメンバーを紹介しましょう。

2.スタメン

2-1.ハリーケイン

もっとも注目すべきなのはやはりハリー・ケインでしょう!!


引用元:soccer-king

誰もが認めるイングランド代表のエースストライカーで、所属クラブのトッテナムでも絶対的な選手として君臨しています。

プレミアリーグでも17節終了時点で11得点11アシストと得点ランキングこそ3位ですが、それ以上のチャンスをチームに数多くもたらしています。

最大の特徴はボックス内でのフィニッシュのバリエーションの豊富さとその精度の高さ!!ドリブルで敵を剥がしてシュートもでき、さらにそれを左右両足で同じクオリティで実行できてしまいます。

オフザボールの動きも質が高く、オフサイドギリギリで相手のマークを一瞬で外して、味方からのパスを引き出し、ワンタッチシュートで得点も奪えます。

もちろん左右両方の足で!!

味方からのクロスに対しても抜群の強さを発揮し、ボレーはもちろん、長身を活かしたヘディングシュートも武器です。

どの形でも得点が奪えるパーフェクトなストライカーといえるでしょう。それだけではなく、トッテナムでベストパートナーを組んでいる「ソンフンミン」へのラストパスによるアシスト能力も高く、パスセンスまで兼ね備えており、自分のマークが厳しくなった場合『チャンスメーカー』として力を発揮することも出来ます。

DFとしては「お手上げ」ですね!!

チーム内での信頼も高く、ゲームキャプテンを任されることも多々あり、エースストライカーという枠を超えて、チームの精神的支柱でもあります。

代表チームでもその評価は変わらず、タレント豊富な攻撃陣をまとめ上げ、最後の「仕上げ」をする役割として、チームに絶対に欠かせない存在でしょう。

2-2.フォーデン

次に、私が個人的に一押しする選手として『』を挙げたいと思います!!


「フィル(フォーデン)は数年のうちに代表においてもとてもエキサイティングな存在になるだろう」

イングランド代表 サウスゲート監督

「彼が正しい道を歩んでいれば、世界最高の選手の1人になっているだろう」
マンチェスターシティ  デブライネ
「彼はどんな状況になったとしても売ることがない唯一の選手だ。5億ユーロ(約590億円)だとしてもね。フィルはどこにもいかない。同じポジションの他の誰かと契約することはない。

ダビド・シルバが去った後、我々の新しいマジシャンが誰になるかは明らかだ。彼は我々とともに成長している。プレミアリーグの中でも最高の選手の一人になっていくと思う」

マンチェスターシティ グアルディオラ監督

フォーデンを指導している代表監督のサウスゲート監督や、所属クラブのグアルディオラ監督、チームンメイトのデブライネ選手など、数多くの人物が絶賛してやまない選手がフォーデンです。

まだ21歳ではありますが、プレーぶりはもはやベテランのような落ち着きがありますね!!

フォーデンの特徴は、足元のスキルの高さ!!特にトラップの技術は抜群で、どれだけ敵にプレッシャーを受けようが、どれだけトップスピードで走ってようが、どれだけ速いパスだろうが、いとも簡単に自分がプレーできる位置にトラップしてしまいます。

それだけではなく、ドリブル、パスも高いレベルにあり、労を惜しまず数多くランニングし、ボールホルダーの選択肢になるためのアクションを1試合通して献身的に行います。

まだ若く、フィニッシュの精度の部分で、課題はありますが、最近のリーグ戦や代表のゲームでも得点を奪っており、その課題も解消されつつあり、チームの中心へと自分の立ち位置が変わってきています。

代表ではまだ、絶対的な存在ではありませんが、そうなる日もすぐそこまで来ているでしょう。

現に、マンチェスターシティのダビドシルバというクラブの「象徴」が退団してしまいましたが、弱冠21歳のフォーデンが見事にその穴を埋めてしまいました。

強豪のマンチェスターシティの象徴だった選手の穴を見事に埋めてしまったフォーデンの成長速度は周りを驚かせ、世界最高の選手になるための歩みは加速する一方です!!

フォーデンを特集した「FOOTBALL FREAKS」の番組レビューはこちら

DAZNの特集「FOOTBALL FREAKS」でフィル・フォーデンがもっと好きになる

3.イングランド代表の不安材料

攻撃陣のメンバーは誰が出ても高いレベルをキープして戦える戦力が揃っていますが、DF陣は少し不安材料かもしれませんね。

特にCB陣は少し駒不足のような印象があります。

最近のゲームでは3バックを採用していますが、その一角にはカイルウォーカーが入っており、本来ウォーカーの本職はSBで、3バックシステムであればWBで使うのが望ましいと考えます、

しかし、3バックの右に人材がいないからか、それともウォーカーのビルドアップ能力を買っているのかは分かりませんが、現在はウォーカーが3バックの右を担っています。

CB陣の主なメンバーとしてはマンチェスターU所属のマグワイア選手や、トッテナム所属のダイアー選手、リバプール所属のゴメス選手などがいますが、どの選手も代表チーム内では、圧倒的な存在感を出せていない印象がありますね。

この3選手の中から誰かが絶対的な柱となる選手になるのか、それとも新しい選手が頭角を現してくるのか、まだ本戦までは時間があるので、期待しながら待ちましょう!!

4.まとめ

イングランド代表について色々紹介してきましたが、本戦までまだ時間ありますので、現時点のメンバーや、システムがいざ大会が開幕し蓋を開けてみると大きく違ってしまうこともあります。

私はむしろそれを期待したい!!

新たなシステムや、新しい選手が発掘されることを期待して、EURO2020の開幕を首を長くして待ちたいと思います!!

しかし、フォーデンだけは、フォーデンだけは無事に選ばれてEUROの舞台で大暴れしているところを見たいので、サウスゲート監督!!よろしくお願いします!!(笑)





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