こんにちは。
マンチェスター・シティ大好き松嶋俊です。
UEFAチャンピオンズリーグのグループリーグ第4節が25日に開催され、マンチェスター・シティはオリンピアコスのホームに乗り込んでのゲームでした。
1.両チームの情報
1-1.マンチェスターシティのスタメン
リーグ戦でトッテナムに0-2の完敗となり、2試合勝利から遠ざかるマンチェスターシティは先発6人を変更し、ストーンズ、メンディ、ギュンドアンらを起用しました。
システム4-3-3
1-2.オリンピアコスのスタメン
対するオリンピアコスはシステムこそ3-4-3ですが、実際は5-4-1の形にし、守備的な布陣で臨んでいます。
システム3-4-3(5-4-1)
2.『ハーフコートゲーム』
このゲームを一言で表すとこの言葉が適切なのではないでしょうか。
マンチェスターシティに対し『最大限のリスペクト』を持って試合に臨んだオリンピアコスは、自陣に5枚のDFを配置し、その前に4枚のMFを置き、小動物ですら通れないような、ブロックを作っています。
●オリンピアコスの守備陣形
マンチェスターシティはなかなか攻め手を見つけられませんが、攻撃の形を試す絶好のチャンスだったのではないでしょうか。
慌てずボールを回していく中で、何でもないプレーですが、私が「マンチェスターシティはこういう攻撃を続けていきたいな」と思ったシーンを紹介します。
●マンチェスター・シティの理想な攻撃の形
敵陣中央でスターリングとシウバがワンツー気味にペナルティーエリア内に侵入しますが、これは相手に止められてしまいます。
しかし、動きを止めなかったシウバは、サイドにこぼれたボールを拾った味方に対し、ペナルティーエリアの横深くにランニングをかけます。私は個人的にマンチェスターシティが多く用いるこの「ペナルティーエリア横深くへのランニング」が好きです。
このランニングのメリットは、敵は必ず付いて行かなければいけないこと、付いて来ることにより、敵のDFライン間が【割れる】ことで、味方が走り込むスペースが生まれることです。
私はこの『ペナルティーエリア横深く』を【ポケット】と呼んでいます。
このポケットへのランニングはマンチェスターシティの攻撃の生命線で、もう移籍してしまいましたが、グアルディオラ監督から絶大な信頼を得て、長らくマンチェスターシティの攻撃の中心だったダビド・シルバや、現在その後継者として活躍が期待されるフィル・フォーデンもこのランニングを多く使います。
このシーンでもシウバには出ませんでしたが、ランニング後、サイドにポジションを取り直したシウバにボールが入ると、今度はカンセロが同じように『ポケットへのランニング』を開始し、ボールを受け、クロスまで上げています。
キーパーにキャッチされてはしまいましたが、今回のような引いて守る相手に、このランニングはとても有効だと私は思います。
3.『ポケットへのランニングからのゴール』
先ほど、映像と共に、ポケットへのランニング(私はそう呼んでます)、つまり、ペナルティーエリア横深くへのランニングが起点となり得点が生まれました。
●マンチェスター・シティ先制点
ボールが左サイドに開いていたジェブズに渡った際、中央左寄りにいたスターリングが『ポケットへのランニング』を開始。このランニングにより、敵CBはスターリングに付いて行かざる負えなくなり、中央にフォーデンが走り込むスペースができます。
すかさずスターリングは走り込んだフォーデンにおしゃれなヒールパスを送り、フォーデンが難なく決めて得点。
この形で得点できたことはチームにとって理想だったのではないでしょうか。
複数得点こそ奪えませんでしたが、終始ボールを支配し、相手が攻めるどころか、コートの半分すら越えることも許さない展開で前半を終えました。
後半も変わらず、自陣ゴール前でブロックを組んで守備をするオリンピアコス相手に、前半と同じような流れでゲームは進みます。
後半でもポケットへのランニングがチャンスを作ります。
●マンチェスター・シティ ポケットへのランニング
このランニングは本当に有効的だと私は思いますね!!
4.フェルナンジーニョの復帰
76分にロドリに代わって怪我で戦列を離れていたフェルナンジーニョが久々の出場を果たしました。


引用元:gooニュース
個人的にとてもうれしい出来事ですね。
以前から、フェルナンジーニョの不在と、ロドリへの不安を訴えていた私にとっては「やっとピースが揃った!」と思いました。まだまだ無理はさせて欲しくないですが、ここからのフェルナンジーニョの活躍を期待しましょう!!
5.まとめ
後半は追加点こそ奪えませんでしたが、ここまで徹底して守備をするオリンピアコス相手には致し方ないのかなとも思います。
危ないシーンがほぼなく、試合を通して流れを支配し、危なげなく勝つことが出来た、失点0で勝てたことは、ストーンズ、ディアスのCBコンビで臨んだDF陣にとって、大きな収穫だったのではないでしょうか。
マンチェスターシティの次のゲームはリーグ戦第10節のバーンリー戦です。なかなかクセのあるチームで、難しい戦いになりそうですが、今回のゲームで見せた安定した戦いっぷりと『ポケットへのランニング』を多用し、勝利してほしいですね!!
今回のチャンピオンズリーグはDAZNで配信はしていませんが、プレミアリーグがDAZNで絶賛配信中ですので、みなさんもぜひDAZNでマンチェスターシティのゲームをお楽しみください!!!